新卒採用では、ナビサイトへの掲載だけで自社の特徴を十分に伝え、他社との差別化を図ることが難しい場合があります。自社採用サイトを活用し、企業理解や志望度を高めることが重要です。この記事では、新卒向けコンテンツ設計のポイントから近年のトレンドまで解説します。
この記事を読むとわかること
- 新卒採用で自社採用サイトが重要視される理由と、ナビサイトとの役割の違い
- 企業紹介・仕事内容・社員インタビュー・福利厚生など、新卒採用サイトに必要なコンテンツ
- 応募数やエントリー率を意識したターゲット設計・CTA・応募導線の考え方
- カルチャーや働き方など、自社らしさを学生へ具体的に伝える方法
- 採用課題に応じたサイトの改善ポイントと、公開後に継続して見直す方法
目次
新卒採用サイトが重要視される理由とは?
新卒採用サイトは、ナビサイトだけでは伝えきれない情報を補完し、自社の魅力をより深く伝える役割があります。学生目線での情報設計と、自社らしさを伝える採用ブランディングが重要です。
ナビサイトだけでは差別化しにくい背景
マイナビ・リクナビなどのナビサイトは、一定のフォーマットに沿って情報を掲載するため、企業独自の魅力を十分に伝えきれない場合があります。しかし、自社採用サイトでは、採用ターゲットや自社の特徴に合わせて、コンテンツやデザインを柔軟に設計できます。ナビサイトで基本情報を伝え、自社採用サイトで仕事内容や社風などを掘り下げるなど、それぞれの役割を分けて活用することが大切です。
学生目線で情報不足になりやすいポイント
学生が知りたい情報の一つとして、「入社後の働き方をイメージできる情報」が挙げられます。先輩社員の一日のスケジュールや配属先の雰囲気、研修の流れ、仕事上の苦労や経験などを具体的に伝えることで、入社後のイメージを持ちやすくなります。企業の魅力だけでなく、仕事の実態を具体的に伝えることも、学生の企業理解を深めるうえで重要です。
志望度向上につながる採用ブランディングの考え方
採用ブランディングとは、自社ならではの魅力や働く価値を整理し、一貫して伝えていく取り組みです。「成長できます」「チームワークを大切にしています」といった抽象的な表現だけでなく、具体的なエピソードや制度、数字などを組み合わせることで、自社らしさが伝わりやすくなります。学生が自分の価値観や将来像と照らし合わせて企業を理解できる情報設計が、志望度を高めるうえでも重要です。
新卒採用サイトに必要なコンテンツ一覧
株式会社ヤマダホームズ様(制作:プラットイン)
新卒学生の不安や疑問を解消し、「ここで働きたい」という気持ちにつなげるには、複数のコンテンツを組み合わせた情報設計が重要です。ここでは、新卒採用サイトで押さえておきたい主なコンテンツを整理します。
企業紹介・仕事内容紹介・社員インタビューの役割
企業紹介は、理念・ビジョン・事業内容などをわかりやすく伝えるコンテンツです。仕事紹介では、職種ごとの業務内容や仕事の流れ、やりがいなどを具体的に紹介することで、仕事への理解を深めやすくなります。
また、社員インタビューでは、入社理由や現在の仕事内容、仕事のやりがいなどを紹介することで、学生が実際に働く姿をイメージしやすくなります。新卒採用では、企業そのものへの理解だけでなく、「どのような仕事をするのか」「どのような人と働くのか」といった情報を組み合わせて伝えることが重要です。
実際に、プラットインが制作した株式会社ヤマダホームズ様の新卒採用サイトでは、企画構成から取材、写真撮影、コピーライティング、デザイン、CMS実装まで一貫して制作を支援しています。企業や仕事に関する情報を、新卒学生が理解しやすい形で整理して伝えることで、企業理解や入社後の働き方をイメージしやすい採用サイト設計につなげています。
このように新卒採用サイトでは、単に情報量を増やすのではなく、企業理解・仕事理解・働く人への理解を段階的に深められるよう、コンテンツ全体を設計することが大切です。
福利厚生・キャリアパス・研修制度で不安を解消する方法
福利厚生は、「有給休暇取得率」「育児休業の取得実績」など、実際の数字や実績とあわせて紹介すると具体性が高まります。キャリアパスは、入社3年後・5年後などのモデルケースを示すことで、将来像をイメージしやすくなります。
研修制度についても、研修期間やOJT(実際の仕事を通じて行う研修)の内容などを具体的に掲載することで、入社後の成長イメージや働き方が伝わりやすくなります。
数字で見る・選考フロー・FAQで応募を後押しするポイント
「平均残業時間」「有給休暇取得率」「定着率」などの数字で見るコンテンツは、働く環境を具体的に伝える方法の一つです。
選考フローでは応募から内定までの流れをわかりやすく示し、FAQ(よくある質問)では「文系でも応募できますか?」など学生が抱きやすい疑問をまとめます。応募前の疑問や不安を減らし、選考に進むかどうかを判断しやすい情報設計を意識することが重要です。
応募数とエントリー率を高めるサイト構成とは?
コンテンツが充実していても、必要な情報を見つけにくかったり、エントリーまでの導線がわかりにくかったりすると、応募につながりにくくなります。「誰に・何を・どの順番で伝えるか」という視点で構成を考えることが重要です。
ターゲット設計とペルソナ設計の進め方
「文系・理系問わず20代前半」のような広い設定だけでは、コンテンツの軸が定まりにくくなります。「人と関わる仕事がしたい」「成長できる環境を重視する」など、志向や価値観、企業選びの基準まで具体化することがポイントです。ターゲット像を明確にすることで、訴求する内容や必要なコンテンツを設計しやすくなります。
ファーストビュー・CTA・エントリー導線の設計方法
サイトを開いたときに最初に目に入るファーストビューでは、「どのような会社なのか」「どのような人を求めているのか」が伝わる設計を意識します。採用コンセプトを反映したキャッチコピーや、実際に働く社員の写真などを組み合わせるのも一つの方法です。CTA(応募ボタン)は、コンテンツを読んだ学生がスムーズに応募へ進めるよう、ページ構成に合わせて適切な位置に設置することがポイントです。
スマホ対応・離脱防止を意識した導線改善
就職活動ではスマートフォンが幅広く活用されているため、スマホでの見やすさ・操作しやすさを意識した設計が重要です。エントリーフォームも入力項目を必要最小限に整理するなど、学生が迷わず応募できる導線を意識することが大切です。
新卒採用サイトで自社らしさを伝えるには?
新卒採用サイトでは、一般的な情報を掲載するだけでなく、自社ならではの価値観や働き方を具体的に伝えることが重要です。競合企業との違いを整理し、自社らしさが伝わるコンテンツを設計することが大切です。
カルチャー訴求や働き方を具体的に伝える方法
「社風が良い」「チームワークを大切にしている」といった抽象的な表現だけでは、企業ごとの違いが伝わりにくくなります。たとえば、社内交流の取り組みや若手社員の具体的なエピソードなど、制度と実際の働き方を組み合わせて紹介することで、自社のカルチャーが伝わりやすくなります。働き方についても、可能なものは数字や具体例を交えて紹介することがポイントです。
オウンドメディア・SNS運用を活用した採用マーケティング
採用コラム(オウンドメディア)で、学生の関心や検索ニーズに沿った記事を発信することは、検索を通じて学生との接点をつくる手段の一つです。InstagramやXなどのSNSで社員や職場の様子を発信し、採用サイトへ誘導する方法もあります。採用サイトだけで完結させず、複数の媒体を組み合わせて情報を届けることがポイントです。
マイナビ・リクナビと自社サイトの役割分担
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メディア |
主な役割 |
特徴 |
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ナビサイト |
認知獲得・応募の接点 |
多くの学生へ情報を届けやすい |
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自社採用サイト |
企業理解・志望度向上 |
自社に合わせた情報設計が可能 |
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SNS・オウンドメディア |
継続的な接点づくり |
日常的・継続的に情報発信できる |
ナビサイトで企業を知ってもらい、自社採用サイトでより深く理解してもらうなど、それぞれの特徴を踏まえて役割を分けることが、新卒採用における情報発信の一つの考え方です。
新卒採用サイトは本当に応募数アップにつながる?
「採用サイトを作れば応募が増える」とは一概に言えません。まずは自社の採用課題を整理し、その課題に合わせてコンテンツや導線、集客方法などを見直すことが重要です。
採用課題ごとに見直したい改善ポイント
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採用課題 |
主な改善ポイント例 |
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応募数が少ない |
ナビサイト連携・SNS・SEOなど流入経路の見直し |
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エントリー率が低い |
ファーストビュー・CTA・フォームの改善 |
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ミスマッチが多い |
仕事内容・社員インタビューの充実 |
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志望度が上がらない |
カルチャー・働き方・社員情報の充実 |
課題によって見直すべきポイントは異なります。「何が課題なのか」を整理したうえで、必要な施策を検討することが大切です。
制作会社へ依頼する前に整理したいチェック項目
制作会社へ依頼する前に、以下の3点を整理しておくと、採用サイトの目的や設計方針を共有しやすくなります。
- 採用したいターゲット(学部・志向・価値観)が明確か
- 自社の強みや他社との違いを言語化できているか
- 現状の採用課題(応募数・質・ミスマッチ)を把握しているか
これらを整理しておくことで、制作会社とも認識を合わせながら、自社の採用課題に沿ったサイト設計を進めやすくなります。
新卒採用サイトのコンテンツ設計と運用改善
新卒採用サイトは、制作後も定期的に情報を更新し、数値を確認しながら改善することが重要です。GA4やヒートマップなどを活用すれば、閲覧状況やサイト内での行動を把握し、コンテンツや導線の改善点を検討する材料にできます。採用課題や学生のニーズの変化に合わせて、継続的にサイトを見直すことも大切です。
採用サイト制作なら株式会社プラットインへ
私たちプラットインでは、㈱エクセディ様・羽田空港サービスグループ様をはじめ、新卒・中途を問わず採用サイトの設計・制作・運用支援を幅広く手がけてきました。採用ブランディングの設計からコンテンツ制作・広告運用まで、貴社の採用課題に合わせた一気通貫のサポートが可能です。新卒採用サイトの制作・改善でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
▶ プラットインの採用支援サービス・実績はこちら:https://www.platin.co.jp/works
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よくある質問
新卒採用では自社の採用サイトを作る必要がありますか?
必ずしも必要とは限りませんが、ナビサイトだけでは伝えきれない仕事内容や社風、働き方などを詳しく伝える手段として活用できます。ナビサイトで認知や応募の接点をつくり、自社採用サイトで企業理解を深めてもらうなど、役割を分けることがポイントです。
新卒採用サイトにはどのようなコンテンツを掲載すべきですか?
企業紹介、仕事内容、社員インタビュー、福利厚生、キャリアパス、研修制度、数字で見るコンテンツ、選考フロー、FAQなどが挙げられます。学生が企業や仕事、入社後の働き方を具体的にイメージできるように設計することが重要です
新卒採用サイトからのエントリーを増やすにはどうすればよいですか?
まず採用ターゲットを明確にし、必要な情報へ迷わずアクセスできる構成を検討します。ファーストビューやCTA、エントリーフォーム、スマホでの操作性など、応募までの導線を見直すこともポイントです。
新卒採用サイトで他社との差別化を図るにはどうすればよいですか?
「成長できる」「社風が良い」といった抽象的な表現だけでなく、具体的な制度や数字、社員のエピソードなどを組み合わせることが大切です。自社ならではの価値観や実際の働き方を具体化することで、学生が他社との違いを理解しやすくなります。
新卒採用サイトを作れば応募数は増えますか?
採用サイトを作るだけで応募数が増えるとは一概に言えません。応募数が少ない、エントリー率が低い、ミスマッチが多いなど、自社の採用課題を整理したうえで、コンテンツや導線、SNS・SEOなどの流入経路を見直すことが重要です。
