就活コラム

就活生必見!就活の筆記テストに向けて~筆記テストの種類と対策は?~

2021/11/11

Column

01

1.筆記テストの種類1 SPI

上記したように、就活の筆記テストにはいくつかの種類があり、出題される内容も各筆記テストによって異なります。
まずは、志望する企業が就活の選考にどの筆記テストを実施しているのかを調べていきます。

そして、該当する筆記テストの参考書を繰り返し解き、筆記テストの問題に慣れていきましょう。
筆記テストは、就活生によって得意、不得意な科目が大きく分かれると思います。
できるだけ、まんべんなく問題を解けるよう、不得意な科目に時間をかけていきましょう。
そして、問題を解く際は、制限時間内に全ての問題を解くことを考え、時間を意識しながら行っていきましょう。

性格テストは、あまり悩まず直感的に問題に答えていくことが大切です。
嘘偽りのない、ありのままの自分の気持ちで問題に答えていくことを心がけていきましょう。

就活は、業界研究、企業分析、自己分析、エントリーシートなど、すべき項目がとても多いです。
他の項目との時間配分を考え、筆記テストは、できるだけ短期間に効率よく、集中して行っていく事が大切です。

就活の筆記テストで企業に振るい落とされることがないよう、就活生の皆さんは、早めに筆記テスト対策を行っていきましょう。皆さんの就活が満足のいく結果になることを願っています。

02

2.筆記テストの種類2 玉手箱

まずはじめに紹介する筆記テストは「SPI」です。

リクルートキャリア社によって作成されたこの筆記テストは、多くの企業が採用の判断材料の1つとして取り入れています。

SPIの内容は、

  • 「基礎能力テスト」
  • 「性格テスト」

の2つに分かれています。

 

まずは、「基礎能力テスト」から説明していきますね。

基礎能力テストには、

  • 言語分野:国語に関する問題(言葉や文章の理解力)
  • 非言語分野:数学に関する問題(計算や公式を必要とする論理的思考力)
    の2つの分野があります。

いずれの分野にしろ、問題自体の難易度はそれほど高くはないと言われています。
しかし出題される問題数がとても多く、制限時間内でいかに早く回答できるかのスピードが求められます。
対策としては、少し悩む問題は後回しにしてどんどん進んでいき、まずは全ての問題に目を通しましょう。

次に「性格テスト」ですが、このテストは就活生がどんな人物なのかを探り、企業に適合する人物かどうかを判断するものです。
約200個の質問に二択で答えていき、制限時間内に全て解答しなければなりません。
こちらもスピードが求められるテストなので、一問一問をテンポよく答えていくことを意識しましょう。

SPIには「ENG」と呼ばれる英語版があります。
貿易事業といった、海外と取引のある商社や事業をグローバルに展開している企業で実施されることが多いです。
単語力がカギとなるので、英単語のアプリや単語帳を活用して一つでも多く覚えておくことをおすすめします。

まとめると、基礎能力テストは就活生の学力を問い、性格テストは就活生の内面を見る試験と言えるでしょう。

03

3.筆記テストの種類3 TG-WEB

最後に紹介する筆記テストは、ヒューマネージ社が作成している「TG-WEB」です。
SPIや玉手箱に比べて実施している企業はまだ少ないですが、近年導入する企業はどんどん増えています。

TG-WEBの内容は、下記の4つです。

  • 言語
  • 計数
  • 英語
  • 性格

その中でも「言語」と「計数」について、「従来型」と「新型」と呼ばれるものがあります。

従来型は難解な問題が多く、対策はかかせないといえるでしょう。

  • 従来型の言語:長文読解、並べ替えや空欄を埋める問題
  • 従来型の計数:暗号や推論、命題といった中学
  • 高校の中でも高度な問題

一方新型は、従来型とくらべて比較的やさしい問題が多いです。その分、短い時間で何問解けるかのスピードが求められる傾向にあります。

  • 新型の言語:同義語
  • 対義語、ことわざの問題
  • 新型の計数:計算や図表の問題

つづいて「英語」の筆記テストですが、これは企業によって実施しないことが多いです。

もし英語を使う企業で筆記テストがある場合、難解な問題が多数出題されるのでしっかり対策してくださいね。

最後に「性格」の筆記テストは、たくさんの種類の中から企業が1つ以上を選び実施されます。

TG-WEBの特徴として問題のパターンは少ない分、難解な問題が多いです。

新型、従来型では問題傾向も大きく異なるため、志望する企業が過去の筆記テストにどちらを実施しているかどうかをチェックする必要があります。

04

4.筆記テスト対策はどのようにしたらよい?

つづいては、筆記テスト「玉手箱」の紹介です。
SHL社作成の玉出箱は、多くの大手企業が取り入れ実施しています。

玉手箱は、能力テストと性格テストに分かれています。

そして能力テストは更に、

  • 言語
  • 計数
  • 英語

の3つに分かれています。

 

「言語」

  • 文章を順序立てて考える「論理的読解」
  • 文章の目的を判断する「趣旨判定」
  • 文章の内容を理解する「趣旨把握」

「計数」

  • 通常とは逆の計算をすることで答えを求める「四則逆算」
  • 表から内容を読み取る「図表の読み取り」
  • 表を理解することで表の空欄を解答する「推測」

「英語」

  • 「論理的読解」
  • 「長文読解」

玉出箱は、これら8つの問題形式から各企業によって自由な組み合わせで出題されます。
どのような問題が選ばれるかは、企業研究を十分にして推測をたてて対策するとよいでしょう。

性格テストに関しては、約100ある質問を制限時間内に答えなければなりません。
スピードがカギとなるので時間管理もしっかり意識しましょう。

 

また、玉手箱が他の筆記テストと大きく異なるところは、

  • 英語がある
  • 自宅受験型である

の2点です。

英語のテストに関しては企業が選択することができるので、実施するかしないかは企業によって異なります。
もし実施されても大丈夫なように、英語に関連する企業を受ける場合は対策をしておくとよいでしょう。

玉手箱の大きな特徴は、「一つの問題形式の中で同じ種類の問題が出題され続ける」ということです。

これは、全ての問題形式を理解していなければ、同じ種類の問題の全てを正確に解答することは難しく、大きく点を落としてしまう可能性があるということです。

良い点数を取るために、どの問題形式もしっかりと理解し、偏りなく勉強していく事が大切です。
さらに電卓を使用するなどして無駄な時間を出来るだけ短縮し、制限時間内に全ての問題が解けるようにしていきましょう。

2021/11/09

面接をスカイプでするときの事前準備と注意点