就活コラム

絶対内定のワークシートってどんなもの?活用するときの注意点とは

2021/05/25

Column

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1.ワークシートとは自分を知るためのツール

最初に、ワークシートがどんなものなのかご存知ない方のために簡単に説明します。

ワークシートとは、多岐に渡るお題(質問)に対して自分の考えや過去の行動に基づき記入していき自己分析するものです。

なのでまずは、自己分析の必要性や就活との関連性を理解するところからはじめましょう。

就活を始めるにあたってみなさんは、

  • 「自分の強みが発揮でき、やりがいが持てる職業ってなんだろう?」
  • 「どんな社風の企業が自分にあっているのかな?」

などなど、いろんなことを考えるかと思います。

正しい答えにたどり着くためには、まずは自分自身を知らなければなりません。

 

「自分のことは自分自身が一番分かっている。」と思う方もいるかもしれませんが、案外自分のことを本当にわかっている人はあまりいないものです。

自分では気付いていないことがあったり、「私ってxxだし。」と思っていても周囲から間逆の評価を受けることがあるのは私だけではないと思います。

ワークシートを作成する目的は、過去の記憶をたどりながら自身の考えや行動を振り返ることにより気付いていない真の自分を知ることになります。

そして自分の強みや弱みを発見することにあると言えるでしょう。

 

では、なぜ就活をするために、希望の企業内定をもらうために真の自分を知る必要があるのでしょうか?

みなさんご存知の通り採用試験の面接は、合否の判定に最も影響すると言っても過言ではないほどの重要な試験項目の一つです。

面接ではいかに自分の強みをアピールできるかが勝負になるとともに、自分の弱みも含めて企業に真の自分を知ってもらいます。

その上で「この人に我が社に来て欲しい!」と思わせるように伝えなければなりません。

よく面接では「アナタの長所と短所を教えてください。」と聞かれますが、

  • 「明るい」
  • 「短気」

など、なんとなく漠然とした回答では全くアピールすることはできないでしょう。

強みも弱みも数を上げる必要はなく、“コレ”というものを一つ、二つ具体的に伝えることがポイントとなります。

しかし、自分のことと言えどいざとなるとなかなか具体的に伝えることができません。

そこで、予めの準備としてワークシートを活用するのです。

冒頭にお伝えした通り、ワークシートには様々なテーマが設定されており、それらに対して過去の行動と照らし合わせ思いや考えをまとめていきます。

そこから表面化されていない自身の性質や傾向を探っていくのです。

 

日々、私たちは何かの行動をする時に都度「私はxxの考えに基づき、この行動を取る。」なんて考えません。

行動というより“事象に対して反応している”と表現する方がふさわしいのではないでしょうか。

しかし、意識をしていないだけで何気なく取っている行動一つ一つに理由はきちんとあるはずです。

その行動を客観的に振り返り、掘り下げていくことによりその行動に至った思いや価値観を知ることができます。

そしてそれにより今まで見えなかった真の自分の姿が見えてくるのです。

そうやって過去の整理を行い、自分と向き合うことで強みやウィークポイント知ることができるでしょう。

そこで始めて具体的で説得力のある自己アピールができるようになるのです。

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2.良い就職をするために自分を知ろう

そしてもう一つ。

知らなかった真の自分を発見することにより、本当に自分に適している職種や企業を知ることができるというのも大きなメリットです。

  • 「やりがいある仕事がしたい。」
  • 「自分の価値観に合う社風の企業に勤めたい。」

誰もがそう希望すると思います。

特に初めて就職する人であれば自分に向いているのはどのような職種なのか、または強みが活かせる職業とは何なのか、確実な答えが出ないのではないでしょうか。

またはつい、待遇面や表面上の業務内容にばかり目が向いてしまい、その企業の根本的な部分である社風や価値観を疎かにしたまま入社を決めてしまうこともあるでしょう。

 

これはなにも就活生に限ることではありません。

何度も転職を繰り返している私たちでも仕事を探す時には向き/不向きより、つい自分の「やりたいこと」に目が行ってしまいます。

その結果、長続きしないなんてことはよくあることです。

いくら第一希望の企業に就職できたとしても

  • 「やりがいが感じられない。」
  • 「会社の価値観と合わない。」

そんな理由で退職する人は山ほどいます。

何より、自分の適性や能力を正しく把握せず、または過大、もしくは過小評価することがあるでしょう。

その評価から、ターゲットとする企業が変わる=そもそもの入り口から誤ってしまうことになるかもしれません。

自分自身を正しく理解するということは、職種や企業を選ぶ上で基礎となる非常に重要なものです。

言い換えれば、本当に自分に合っている仕事や企業に巡りあえない限り、転職を繰り返すことにもなってしまいます。

日本においては「転職回数は少ない方が良い」とされていますし、何より時間もコストも体力もかかるのが就活です。

できれば初めて就職したところで毎日やりがいを感じながら、長くハッピーに働けるのがベスト!

 

ワークシートに限らず自己分析ができるツールは様々あります。

実際の就活を始める前にじっくり自分探し、自分と向き合う時間を作ることが必要であり、将来につながるのではないでしょうか。

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3.目的を理解してワークシートにチャレンジ

ここまでで自己分析と自分を知る大切さや必要性、そして就活との関連性がお分かりいただけたと思います。

実際に就活で悩んでいる人であれば、ワークシートを「やってみよう!」と思われた方もいるかもしれません。

もちろん、この機会にワークシートにチャレンジして一つでも二つでも自信がつくような、知らなかった自分の強みを発見して頂ければ良いな、と思います。

ただ、モノにはメリットがあれば、デメリットはつきものでワークシートにも当然あります。

まず一つ目は質問数(枚数)が多く、長時間考える→記入を繰り返し、ハッキリ言って途中で投げ出したくなるぐらい面倒です。

その上、項目(テーマ)により、目を背けたい過去の自分自身に向き合わなければならなりません。

どちらかと言うと精神的に苦痛…決して楽しいものではないでしょう。

 

余談ですが、この自己分析をテーマにした社員研修を行う企業も多くあります。

私が過去に勤めていた企業でも外部講師を招き、丸一日かけてひたすら自己分析を行う研修が定期的に行われていました。

さすがに丸一日座りっぱなしで自己分析ばかりしていると気分が滅入り、多くの参加者は後半うんざり気味になります。

自ら手を挙げたというのであれば別ですが、半ば強制的、目的を持たずしての参加なので、当然のことながらそこから得られるものは苦痛以外ありませんでした。

 

でも!これから就活を控え“自分にとって一番良い、そして希望する企業へ就職する”という目的を持っているみなさんであれば発見を面白いと感じるでしょう。

また、前向きに捕らえて、若いうちは柔軟性があるので発見を改善、成長へとつなげることができると思います。

年齢を重ねると仕事や日々の忙しさに流されてしまい、自分と向き合う機会がなくなってきます。

なによりなかなか謙虚に結果を受け入れることが難しくなってくるでしょう。

ですので、就活を控えた今こそが自己分析をする良いタイミングであると私は思います。

 

ただし、自己分析をするにあたり以下のことは注意して頂きたいと思います。

まず一つ目は「正直に自分をさらけ出す」ことです。

自己分析をする時に誰しもやってしまいがちなのが

  • 「こうありたい」という願望
  • 「このような答えだと悪い結果が出るのではないか」

なんて思いが無意識に働き、つい本心とは違うことを書いてしまうことがあります。

しかし、正直な自分を出さなければ、本当の自分を発見することはできないと思います。

せっかく長時間をかけてワークシートを完成させても全く意味がありません。

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4.ワークシートを成長のきっかけにしよう

そして二つ目が、「結果が全てではない」ということを頭に置いておいてください。

絶対内定だけでなく様々な自己分析ツールはありますが、いずれも結果についてはあくまでも一般的、平均的なデータや傾向に基づいたものです。

そこで出た結果=(イコール)正しいということは決してありません。

人間である以上、その時の感情や状況により考えや答えが変わります。

もちろん結果にも影響し、今日の結果と次回の結果が大きく変わることもあるでしょう。

 

書籍を読んだり、研修に参加したり、ワークをしたりと自己啓発に取り組むのはとても良いことです。

結果の通りにすれば欠点がなくなるワケでも、何もかも100%上手くいくワケでも決してありません。

『結果を謙虚に受け止める』その気持ちは大切です。

あくまでも参考という位置付けで得た情報をきちんと精査し、必要なものだけを取り入れることが重要になります。

全てを鵜呑みにして落ち込んだり、翻弄されてしまい自分を見失ったり、良いところ(長所)まで変えてしまうようなことはくれぐれもないようにお願いしたいと思います。

 

先にお伝えした通り、ワークシートの完成にはかなりの時間も体力も費やすでしょう。

完成したらホッとして、それで終わり…これでは全く意味がありません。

目的はあくまでも過去の自分を紐解いていくことにより、知るべき自分を知ることにあります。

長所も欠点も受け入れ、長所をより良く、そして欠点を改善し、自身の成長へつなげていくことが最も大切なんです。

欠点のない人間なんてこの世に一人もいませんし、大人になればなるほど気付いていても「今さら」となかなか直すことができません。

また、人から指摘されて気付かされると結構傷つくものなので自ら改善していく方が良いと私は思います。

 

一つでも二つでも欠点を把握することで「あ、またやってしまった。」と気付く、それで良いんです!

良いところも、悪いところも気付くことで少しずつ意識していくでしょう。

それを繰り返していくことにより長所をより伸ばし、欠点を伏せていけるように必ずなります。

これから就活を控えている学生さんにとって、自分の長所や強みを具体的に知ることは自信にもなり、大きなプラスとなることは間違いありません。

 

面接で堂々と自分をアピールできるようにしてもらいたいです。

そのために「忙しくてそんなことをしているヒマはない。」なんて考えないで、柔軟性がある若いうちに一度自分と真剣に向き合ってみてはいかがでしょうか。

2021/05/18

就活をする上でのSNSの上手い使い方