就活においてのグループワークとは社会福祉援助技術の中のひとつの応用です。小さなグループを作って共同作業で課題解決に挑戦するもので大きく分けて以下の2つのパターンがあります。
①作業型
- 指定された課題の制作を時間内に行う
- (例)10枚のコピー用紙のみを使って15分で自立可能なタワーを立てる
②プレゼン型
- グループディスカッションの後に、模造紙やホワイトボードなどに結論をまとめて発表する
- (例)営業職に必要な資質を5つ挙げる
また、プレゼン型の中には「自社製品Aの売り上げを1年で2倍にするにはどうするか」のような、本格的なビジネスの課題解決を議論するものがあり、これを「ビジネスケース型」と区別することもあります。
尚、近年はゲーム形式(パズルやレゴを使用したり、カード等に書かれた様々なシチュエーションを疑似体験したりする)のグループワークも増えています。
企業がグループワークを採用選考に取り入れる理由は、共同作業にあります。
グループワークでは主に、
- 「リーダー(グループ内の意見をまとめる)」
- 「書記(記録をしながら議論に参加)」
- 「タイムキーパー(時間管理をする)」
- 「その他(積極的に意見を出して議論する)」
の4つの役割があります。
与えられた役割をしっかりと果たすことが重要ですが、グループで協力することも重要です。
企業は共同作業によって、面接だけではわからない応募者の性格や能力を見極めるのです。