就活コラム

就職するならどっち?ベンチャー企業と大手企業の違いとそれぞれの魅力

2018/08/23

Column

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1.昨今のベンチャー企業の特徴

テレビで有名ベンチャー企業を紹介しているのをよく観ますが、どの企業も“カッコ良いオフィスで仕事をしている。”みんなそんなイメージを持っているのではないでしょうか。東京の方ではオシャレなカフェがあるような設備が充実している企業もたくさんあるようです。ベンチャー企業の特色として、「社員たちの個性を尊重する」という考えをお持ちの社長さんが多く、服装やヘアスタイルも自由。また、外国企業のように「業務時間中にシッカリ仕事をして、ムダな残業はせず定時に帰宅。プライベートも大切にできる。」「みんな明るくノビノビと仕事をしている。」そんな印象を受けるのではないでしょうか。これらの表面的なところだけを見てみると、特に若い人であればベンチャー企業への憧れを持って当然だと思います。そもそもベンチャー企業とは、社長を筆頭に数名規模のメンバーで斬新なビジネスを展開する、というものですが、最近では急成長を続け、社員数も数百、数千名単位で上場までし、規模を拡大している“成功企業”もたくさんあります。以前はベンチャー企業と言えば先行き不安定といった印象がありましたが、今では名の通った大企業へ就職するよりも安定の収入が得られる、そんなベンチャー企業もあります。

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2.こんな人が向いている

どのような企業や職種であっても、メリットがあれば当然デメリットもあります。例えば、ベンチャー企業へ就職する人は自分の能力や強みを活かしたい傾向の人が多く、またほとんどの企業が能力評価制なので典型的な日本の企業のように残業時間が多いことや休日返上で仕事をするというようなことで評価されるようなことは全くなく(逆に残業時間が多いことは能力が低い、と見なされる)、結果だけで社員を評価する企業も少なくないと言います。
もちろん人の何倍も努力し、結果が出せれば良いですが、残念ながら仕事においては必ずしも努力が結果につながるとは言えません。「せっかくがんばったのに…」なんて辛い思いをすることだってあるでしょう。また、もう一つベンチャー企業の特色として多いのが「いかに自身をアピールするか。」も重要。同僚や友人、先輩までライバル、逆を返せば自分もライバル視されているので常に緊張感の中で仕事をしている、という声を聞いたことがあります。「私はイチ社員で最低限の仕事だけして、楽しく過ごせれば良いんだ~。」なんてタイプの人にはベンチャー企業には向いていませんし、当然評価されることはないでしょう。「自分の能力や特色を会社をより大きくするために活かす力を持っている人。」そんな人がベンチャー企業には向いているし、企業側にとっても欲しい人材ではないでしょうか。

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3.大手企業に勤めるメリット

最後にベンチャー企業と大手企業の大きな相違点。それは「No」と言えるか否かです。ベンチャー企業は提案型なので、自分の意見を述べることができますし、もちろん賛同できないことにはハッキリ「No」と言えます。しかし、(日本の)大手企業においては、上長に従うしかない。会社の方針に相反するような意見はもちろんNGですし、ちょっとチャレンジして反対の意見を述べてみても結局は上長や役員たちに悪い印象を与えるだけ(だから言わない)。責任を持って自分の意見をハッキリ伝えるのか。または会社の方向性に合わせて意見は言わない=責任を取らなくて良い。どちらがアナタの価値観に合っているのか。またはどちらが楽なのかはわかりません。
ベンチャー企業と大手企業の特徴は真逆で個人の価値観や考え方によりどちらが向いているのかハッキリ分かれると私は思います。もちろん、大手企業でも向上心を持ち、上に向かって頑張っている人もたくさんいます。しかし、闘争心むき出しで結果を追求し、結果を出せばキチンと評価されるベンチャー企業。周囲との協調性を乱さないよう気を使いながら静かにがんばり、それなりにでも確実に評価される大手企業。表面上のカッコ良さや安定感、魅力ポイントだけに着目するのではなく、アナタの価値観に本当に合っている企業を就職先として選んでほしいと思います。

どちらも長短ありますので、ご自身の考えに沿ったものを選択いただければと思います。プラットインでは、就活に関するコラムが多数。詳しくは採用ページをご覧ください!

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4.自分の価値観に合った企業へ就職しよう

次に、日本の大手企業に特定してお話しをしたいと思います。私も以前誰もが知っている大手航空会社に勤務していました。大手企業へ勤める一番のメリット、それは“安定”です。年収は少しずつでも毎年確実に上がり、役職がつくと役職手当がつき、ボーナスもドーンと上がり、入社後6~7年で年収は3倍近くになりました。大きな企業では一般的に人事評価制度があり、4半期に一度、自己評価に対して上長が評価するのですが、会社全体の社員数は数千人規模、自拠点だけでも数百名おり、一人ひとりの評価に多くの時間をかけることは物理的にできないので、よほどの失態や悪さをしない限りひどく評価が下げられることはありません。それなりにがんばっていれば評価はされますが、等級により給与テーブルが定められているので“異例の昇給”なんてことはありません(同じ等級の社員は皆同じ給与)。また、大手企業では福利厚生がシッカリしているところも多く、社員にとって嬉しいメリットがたくさんです。
おそらくベンチャー企業、大手企業どちらに就職すべきか相談したら、ほとんどのご両親は大手企業を勧めるでしょう。それだけ大手企業には安定と信頼があるのです。

2018/08/21

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