就活コラム

就活で役に立つ「かばん」の選び方

2018/07/23

Column

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1.事前のチェックを念入りに

まず、企業側の立場で言いますと、面接官は最初の数秒で頭の先からつま先まで見ます。説明会や面接の時には「きちんとしていて当然。」という頭でいますので、“そもそものハードルが高い”ということをまず覚えておいてください。

就活生はほぼ全員、所謂リクルートスーツを着て無難な服装で来られるので、皺や着こなしさえ注意していれば問題はないでしょう。しかし、多くの学生さんが、かばんや靴にまで意識が回らないのか、意外にそれらにより印象を下げる、ということが少なくありませんでした。

 

一番多いのが汚れです。就活をするからと言って新品を購入する必要はありませんし、適切なものであれば今持っているものを使えば良いと思います。

ただし、かばんにしても、靴にしても汚れがないか必ずチェックをして下さい。普段から使っているものだと本人にとっては普通であっても、客観的に見ると決して清潔感があると言える状態でない場合もありますし、かばんであれば取っ手が手垢で汚れていたり、皮が剥がれていたりすることがあったりします。

または角がつぶれていて、貧相な印象を与えることもありますので、隅々までチェックして、キレイにしておきましょう。(面接官はそこまで見ています。)

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2.かばん選びのポイント

次に、『かばん」に特化してお話しましょう。

かばんも色々な種類があり、一概に「この素材や色はNG。」とは言い難いのですが、当然のことながらカジュアルなものは絶対にダメです。(過去、紙袋で面接に来た人が実際にいたんですよ!)

 

最近の流行りでしょうが、男性でもクラッチバッグを持っている人がいますが、これも絶対にやめましょうね。布製やビニール製であっても、ビジネスバッグであれば問題はありませんが、もしこれから購入するのであれば、やはり無地でシンプルな革製のものをおススメします。良いものを購入しておけば社会に出てからも長く使えますし、古くてもきちんと手入れしていれば、さらに良さが増してきますからね。

 

あと、肩から下げる所謂ショルダー型のものも避けた方が良いでしょう。たまにスーツに斜め掛けをする人がいますが、例え良いかばんを持っていてもこれでは台無し。アナタの印象を大きく下げてしまいます。
ショルダー型であっても企業を訪問する際には肩から下げず、手で持つこと(スーツの肩のところが皺にもなりますし…)。

 

そしてもう一つ。何が入っているのかと思うぐらい大きいかばんを持っている人もいますが、適度な大きさ(A4サイズの書類がすっぽり入るぐらい)のものを選ぶようにしましょう。

男性の場合、アドバイスできるのはこれぐらいですが、女性はこれらに加えてもう少し細かい、気をつけて欲しいことがありますのでお伝えしましょう。

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3.女子就活生に気を付けてほしいこと

まず、とっても多いのが、かばんの中身が丸見えのバッグです。

これは面接の時だけではなく、電車でもよく見かけるのですが、中身がグチャグチャ……。

几帳面さは重要な企業へのアピールポイントの一つでもあり、これではいくらがんばって良い受け答えをしても台無しです。もし、ファスナーが付いていない口の開いたバッグを持つ場合は、ハンカチやタオルで中が見えないようにしておきましょう。

 

そしてもう一つは、ブランドものです。ブランドものは絶対に止めましょう。

いくらシンプルであっても、見る人がみればすぐに分かりますし、いくら多くの学生がブランドものを持っていると言っても、やはり学生が高価なものを持っているということは、決して良い印象は与えません。

もちろん、かばん一つで合否が決まるわけではありませんが、アナタの評価がギリギリのボーダーラインの所にあるとすれば、ひょっとしたら結果に影響するかもしれません(?)。

実際に過去、私がいた会社では新入社員を見て、先輩社員が「アノ子、入社式の時にxxのバッグ持ってた。」というようなことを言っていた人もいました。女性は目敏いですし、「新人のクセに生意気。」なんて言う意地の悪い人もいるので、入社後1年ぐらいは、ブランド物は避ける方が賢明でしょう。

「小さいロゴだし、これぐらいならいっか。」なんて軽く考えないことです。ブランド物が持ちたいなら、プライベートの時にしましょう!

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4.本当に良い製品を見分ける力を持とう

ただでさえ就活にはお金がかかるので服から靴、かばんまで新調する必要はありません。

新しいものを持っているからと言って、良い評価がされるわけでもありません。学生らしく、シンプルでかつ、清潔感があればそれで良いのです。(むしろそれがあれば大丈夫です。)

 

もし、どうしても新しいものを購入しなければならないのであれば、店員さんのおススメや流行りを気にせず、身分相応でかつ、長く持てる良いもの(=シンプル、かつ高品質なもの)を選んでください。(あくまでもアナタの手が届く範囲の価格のもので。)

本当に良い製品は長く持てますし、社会人になると「アノ人、ブランド物持ってる。」より、「アノ人、本当に良いものを持っている。」方が、評価されますよ。

 

私、個人的には人と同じが嫌いで、自分の好きなものを持ちたい派ですが、一生を左右する大切な就活に限って言えば、一般的、かつ平均的、そして目立たないものを持つことを心からおススメします。

一番大切なこと…それは「外見は目立たず、内面で目立てるように。」です。

2018/07/19

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