就活コラム

書き言葉を学んで読みやすい履歴書・ESを書こう

2018/07/02

Column

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1.話し言葉と書き言葉

話し言葉は普段私たちが話すときに使う言葉で、書き言葉は文章を書くときに用いられる少々堅苦しい表現のことです。

就活生のみんなさんが履歴書やESを書く際に用いないといけないのはもちろん「書き言葉」です。話し言葉が混ざった履歴書・ESが一発で落とされるかというと、そうではありません。

しかし人事担当者からすると、話し言葉が混じっている履歴書・ESというものは、とても違和感んを感じて読みにくく、また常識を知らないんだなというマイナスの印象を与えてしまい、選考を受ける上で非常に不利に働いてしまいます。

 

そのため、正しい書き言葉を知って使いこなすことは、みなさんの就活を成功に導く第一歩であるとも言えるのです。また社会人になっても話し言葉と書き言葉を正しく使い分けていない人もかなり見受けられるので、そう言った意味でも就活生の今、正しい書き言葉を身に付けておくことは、自分自身の人生にとってもプラスになると言えるでしょう。

最初は面倒に感じるかもしれませんが、意識して書き言葉を身に付けていきましょう。

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2.最も注意したい「ら抜き言葉」

話し言葉の中で、それが話し言葉であると認識せずについつい使ってしまいがちなのがら抜き言葉です。若い世代の方々は、ら抜き言葉が定着していてあまり違和感を感じなくなっていると思いますが、人事担当は違います。ら抜き言葉に違和感を感じる世代の方々が多いと思って間違いかと思います。ら抜き言葉を履歴書やESに使ってしまうと恐らく「最近の若い子は・・・」とマイナスイメージを持たれてしまうでしょう。

例えば「見れた」は正しくは「見られた」、「食べれる」は「食べられる」、「出れる」は「出られる」が正しい表現です。

 

いかがでしょうか?ら抜き言葉にあまり違和感がないのではないでしょうか。

そうであれば、無意識のうちにら抜き言葉を使って しまってマイナスイメージを持たれてしまう可能性があります。普段は使って全く問題ないのですが、就活やビジネスにおいてはまだまだ使わない方が無難です。

どう言ったものがら抜き言葉なのか認識しておいてくださいね。

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3.うっかり使ってしまいがちな話し言葉

みなさんは、履歴書やESで企業のことをどう表現しますか?「御社」ですか?それとも「貴社」ですか?

実は「御社」は話し言葉なんです。書き言葉として正式な表現は「貴社」ですので、履歴書やESで使うべきなのは「貴社」なんです。これは社会人になっても間違っている方が結構いますので注意してくださいね。

ただし、カン違いしないでいただきたいのは「御社」が失礼な表現であるというわけではありません。「御社」は話し言葉で相手の会社を敬って使う表現であり、丁寧な表現であることに変わりはありません。失礼な表現というわけではないので覚えておいてくださいね。

 

その他注意したいのは、「すごい」「でも」「〜じゃない(否定表現)」「なので」「この頃」「あと」「やっぱり」「たぶん」などです。これらは全て話し言葉ですので履歴書やES使わないことをおすすめします。

またこれらの表現は面接でも使用しないでください。公私の区別がきちんと出来ない学生というイメージを持たれてしまいますので注意しましょう。

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4.まとめ

就職活動での言葉遣いや書き言葉は、普段通りの自分の基準では選考を突破できません。あなたが違和感を感じない表現、丁寧に感じる表現を使えばいいわけではなく、受け取る相手つまり人事担当者が違和感を感じず丁寧だと感じる表現を用いないといけないのです。

これは社会人になっても同じなのですが、主体は自分ではなく相手なのです。人事担当者がストレスなく読むことができる表現を使わないといけません。それがきちんとした書き言葉なのです。

 

ただし勘違いして欲しくないのは、正しい書き言葉を使えれば印象が抜群によくなって書類選考を確実に突破できるというわけではないのです。

言葉というものは正しく使えなければマイナスなのですが、正しく書き言葉を使えてもやっとスタートラインに立てただけの状態なのです。

社会人になってもそうですが、書き言葉や敬語などは出来て当たり前と思われる必要最低限の項目です。しっかり身に付けて就活に臨んでください。

2018/06/27

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