1.会社の雰囲気を理解することから始める
●自社の本当の良さは社長でも意外に知らない
さて、社長面接において意外に効果のある最後のポイントとして、会社の良さを異なる視点で示してみることです。社長自身はそれまで会社が発展を遂げてきた中において、世間的に見た客観的な会社の良さは自覚しています。しかし、将来的にどう会社が発展していくかという視点で考えた場合、自社の潜在的な良さを認識している社長はかなり少ないのが現状です。面接に来る入社希望者はむしろその良さを知っている可能性も高く、それは現時点で社内にいないからこそ可能と言えます。社長面接の前に、入社希望する企業自身も気付かない良さをここで分析してみてください。
●入社して会社の良さをより引き出す役割に
また、ここで気になるのが会社の見えない良さをどうやって引き出すかという部分、社長面接ではこれを自分のキャリアに絡めて述べてみてはいかがですか?入社希望の動機は必ず訊かれますし、そこで目からウロコが落ちるような会社の良さの提示は常にできます。しかし、重要なのは自身の入社でそれをどう開眼させられるかにあり、それが自身のキャリアアップとリンクできれば面接時の印象がかなり良くなるでしょう。もちろん、会社の実際の業務内容を吟味した上で、具体的にどのように自分のスキルを役立たせるかを示すことが必要不可欠です。