就活コラム

学生必見!採用の決め手となるポイントとは

2018/04/11

Column

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1.最低限のマナーにて清潔感のある服装

●学生時代の経験が個性判断の材料に

最近の企業採用傾向を見ると、多くの企業で【人物重視】という言葉が散見されます。この人物重視という意味について、結局のところ同じスキルの人材が並んでいる中では、最終的な採用において人柄を大きく重視せざるを得ないという本音を示しているのです。現在は少子化によって突出したスキルを持つ人材は企業の想像以上に少なく、人物重視採用はより求められる時代となっています。学生さんの人物をどう見るか、多くの採用担当者は【学生時代の経験】をよく見ているのは注目すべき点です。自身の学生生活においてどんな有意義な経験をしてきたか、それは履歴書において人柄として映っているでしょう。

 

●仕事への意欲が結果的にモノを言う!

また、人柄の見極めでは企業側ももう1つ要素を加えており、それが【仕事への意欲】に他なりません。仕事への意欲は意外に伝わりにくく、キャリアのない学生さんからするとそれは当然の話です。しかし、仕事への意欲をアピールするには経験の積み上げが必要になります。意欲を伝える際に自身の経験の洗い出しが必須で、少なくとも就活視点では将来の目標を決めた上で必要な経験をしたほうが最終的に意欲のアピールにも成功するのです。つまり、学生生活を始める段階で目標を早く決めていた方は、意欲のある人材と見られやすくなるのです。

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2.うわべだけの話し上手はマイナスになる

●話術よりも分かりやすい伝え方に注目する

よく、話し上手は就活に有利と言われることもありますが、これは厳密に言うと正しくもあり間違ってもいます。日常会話における話し上手は【相手を飽きさせない】という視点になりがちですが、仕事の場になると話が若干違ってくるのです。職場ではいわゆる【報告・連絡・相談】が重視されますが、これは話術よりも伝え方にこだわる必要が出てきます。耳当たりが良いだけの話術では説得力に欠けることも多く、むしろ話下手でもきちんと正確な内容を伝えられるほうが好感度もアップするでしょう。

 

●自分の言葉で伝えようとする努力は強み

人間は公共の場などでは少しでも良い印象を持たれようと試行錯誤しがちで、学生さんなどは特にそのような傾向があるのかもしれません。最近は会話術など紋切り型慣用句の常用を強くプッシュしていることもあり、多くの場において会話などでも同じような表現ばかりが耳に入るようになっています。これは就活で採用する立場の企業側からすると、面白みに欠けてしまうことは想像に難くありません。美辞麗句で取り繕った会話よりも、不器用でも自分の言葉で表現できることは就活においては何よりも強みとなるのです。特に面接対策で想定される質問に対する応答を研究する場合は、素直な視点で返すように対策を練りましょう。

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3.即戦力でない学生にとって重要な【可能性】

●何がしたいよりも何かができるというアピール

企業にとって、学生さんは残念ながら即戦力にはなり得ませんし、新卒の採用はそもそもそういう目的で行われません。そのため、就活とりわけ面接においては学生側からの【具体的に何をしたい】という強烈なアピールは、大きなアダとなって返ってくることもあります。企業は学生のキャリではなく潜在的な可能性を重視して採用する訳ですから、むしろ【会社のために何かができる】というアピールがより自然に面接官へと響くのです。面接対策で挙げられることの多い【自分の良さ悪さをよく知る】というプロセスはこの点にダイレクトに繋がっていて、自身の可能性の分析もよりスムーズに進められやすくなります。

 

●複数の部署での勤務ができる人材が有利

学生さんが企業を選ぶ基準として、特定の部門で勤務したいという気持ちがあります。しかし、企業である以上はよほど技術性の高い専門職でない限り、特定部署で勤務しつづけるのは非現実的です。入社後の配置換えを望んでいなくても、結果的に人事異動になるケースがほとんどでしょう。これにより、就活段階で入社後に特定部署だけで働きたいというメッセージは、企業担当者にそれ以外はできないのかという不安を形成させるのです。総合職採用の多い現在の労働市場では、複数の部署で勤務できるというアピールがより採用されやすくなっています。

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4.最終的には総合的な人柄を大きく重視

●社会人としての常識の有無は細かく見られる

面接は採用活動の重要段階ですが、どのような面接であれ常に見られているポイントがあります。それは社会人としてのマナーや常識を持っているかと言う点、若しくは社会人として問題のないしぐさです。でも、ここで言う社会人としての常識とはなんでしょうか?それは相手の話をよく聞くことや、状況に応じて適切な相槌などができることが挙げられるでしょう。こういった常識はそれまで経てきた生活習慣によって培われるもので、逆に言えば面接対策としてではなく普段からの行動に気を払わなければならないことを意味しています。日常における節度のある行動によって自然に身についた常識、それは就活時にも自然な形となって現れるはすです。

 

●見た目の良さと言うよりも清潔感がより重要

しかし、学生さんの多くが気を配るのがマナーよりも見た目。それでも、身だしなみに重要なのは目立つことではなく、【清潔感】であることをここで再認識して下さい。特に女性はお洒落にこだわりますので、メイクや香水などにも気合を入れてしまいます。ただ、ビジネスの場では過度のお洒落はかえって見た目の品を下げてしまい、相手に不快さを与えることだってあるのです。【フレッシュマン】と言い方があるように、学生さんの就活ではナチュラルな清潔さによって自分らしさが演出できることが理想的でしょう。

2018/04/10

理系学生が就活で気を付けるべきことは何?