就活コラム

他己分析してみよう!他人から見た自分を知る

2018/03/23

Column

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1.他己分析の利点

いかがですか?他己分析で人から自分を判断してもらうというのは少々恥ずかしい気持ちもしますが、就活で必要なのだということを真剣に話せば皆協力してくれるでしょう。他己分析は就活の場だけでなく、あなたが今後社会生活を送っていく場面、例えば部署の希望を出す時や転職する際、また人生の上で今後どう自分を活かしていくのか、など役に立ちますので、是非実践してください。他人から、自分の短所などを指摘されるのは楽しくありませんが、それを改善できるいい機会と思い、素直に聞きましょう。思いがけない長所を指摘され、嬉しいこともきっとあるでしょう。

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2.誰に頼んだらいいのか

まず、一番に聞きたいのは友人。長く付き合っている友人はあなたのことを良く知っているでしょうから、ざっくばらんに短所などを指摘してくれるでしょう。また、友人は共に就活をしている場合があるでしょうから、お互いに他己分析をし合える点でも聞きやすい相手といえます。恋人も、友人とはまた違ったあなたの一面を見ているでしょうから、是非他己分析してもらいましょう。

 

次に聞きたいのは家族。家族はあなたのことを、あなた以上に知っているのではないでしょうか。あなたがすっかり忘れてしまった子供のころの印象的なエピソードなどを聞くことができるかもしれません。アルバイト先の先輩などからも他己分析をしてもらいましょう。仕事の場でのあなたの長所は、面接時にいいアピールになります。

 

まだ付き合いの浅い友人からも他己分析してもらってください。最近知り合ったばかりのような友人からは、第一印象に近い意見を聞くことができるでしょう。はじめて会う面接官の受けるあなたの印象は、付き合いの浅い友人の他己分析でのあなたとほぼ一致するでしょうから、非常に貴重な意見となります。就活ではじめて知り合ったような友人などが適しているでしょう。どれくらいの人数から他己分析してもらったらいいか、という疑問ですが、10人以上と考えてください。学生から社会人など、バランスよく様々な人から判断してもらった方が参考になります。大学のゼミやアルバイト先など、うまく利用してください。

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3.ジョハリの窓を利用する

どういった質問をすればいいかですが、あらかじめ表にしておきましょう。全員に同じ質問をした方が参考になります。

 

・自分の長所、短所

・第一印象でどう見えたか

・これから伸びると思えるところ

・生き生きして見えるのはどういう時か

・苦労しているように見えるのはどういう時か

・集団の中でどういった役割を果たしていると思うか

例えば上記のようなことから、あなたが聞きたいと思うことを付け足していくのもいいでしょう。

 

他己分析をする際、「ジョハリの窓」を使うのもひとつの手です。「ジョハリの窓」とは主観と客観のふたつの軸で、自己理解を深める方法です。まず紙かパソコンで4つに分けたフレームを作ります。そこに「開放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」「未知の窓」と分けて記入します。自分と他人が共通している自分は「開放の窓」。自分は気がついておらず他人が指摘する自分は「盲点の窓」。自分だけが知っている自分は「秘密の窓」。自分も他人も知らない自分は「未知の窓」。

 

このように分類し、書き入れます。このフレームを見るだけで自分の知っている長所や短所だけでなく、他者からの自分も認識できます。自分の多面的な姿というものがはっきりと可視化され、効果的に他己分析できるでしょう。

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4.まとめ

他己分析の利点はなんといっても、自分ではわからない長所、短所などを知ることができる点です。自己分析は主観なので、こうだったらいいなという願望が入ったり、認めたくない欠点はカウントしない、などの弱点があります。どんなに客観的に見たつもりでも、やはり自己分析には限界があるもの。他己分析をすることによって、自分が過小評価していた長所を発見できたり、見落としていた欠点を指摘してもらえたりします。過小評価していた長所は自信を持って押せますし、また見落としていた欠点は改善できます。

 

面接時では具体的なエピソードがあると印象に残りやすいので、そういったエピソードを他人から聞くことで役立ちます。客観的な意見を聞くことで、面接時の発言に自信が持てるのも利点のひとつ。自信を持っての面接は、面接官に好印象を与えます。いろいろと利点のある他己分析。では、どんな人に分析してもらったらいいでしょう。

2018/03/22

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