就活コラム

お祈りメールに返信はしたほうが良いのか

2018/03/26

Column

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1.返信をしなくてもいい場合

お祈りメールがいつ届くのかは、会社によりますが、たいてい一週間か二週間後とされています。会社によっては不採用通知を送らないところもあるようです。そういう場合は「サイレントお祈り」と呼ばれているようです。不採用通知を出さないことの理由として、数百人という単位の採用試験であること、クレーム対応を回避するため、とされています。

 

お祈りメールには不採用の理由も書いてありませんし、一方的な定型の文章に不快な思いをする就活生も多いようです。中には不採用通知のアドレス宛に不採用の理由を問い正す就活生もいるようです。基本的にはそういうことはしない方がいいでしょう。比較的小規模な会社や、最終面接までいった場合などは不採用の理由を教えてくれるかもしれませんが、理由を問いただしても、会社の方針として、教えることはできないと言われることがほとんどでしょう。

 

自信があったのに不採用となり、悔しい思いをする就活生もいるかもしれませんが、就活ではひとつの会社に固執しない方が精神的に楽です。お祈りメールが来ても、縁がなかったのだとあっさり諦め、次の試験や面接に備える方が身のためです。深刻にとらえすぎると、それだけでエネルギーを浪費してもったいないのです。執着しない、というのが就活を乗り切る、ひとつのキーワードでしょう。

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2.担当者にお世話になった場合

最終面接に残ったのちに不採用通知のメールがきた場合は、返信した方が無難です。最終面接ともなれば、採用担当者と直接なんらかの接触もあるでしょうし、顔見知りができる事も考えられます。また、最終面接まで残っているのであれば、なにかの理由で合格者が採用を辞退したなどの場合、あなたが次点で採用になる可能性もないとは言えないのです。ですから、不採用通知にがっかりして、そのままスルーということはしない方がいいでしょう。この場合も、タイトルにしっかり所属と氏名、用件を明記してください。そして、具体的に面接時の感謝を述べてください。

 

最終面接まで残ったのであれば、ハガキに直接手書きで返信をしてもいいかもしれません。より誠実な感じがしますし、記憶にも残り、なにかのきっかけで採用にならないとも限りません。

 

しかし、書類で不採用通知がきた場合でも、メールで返信してもマナー違反にはなりません。逆にメールアドレスを記入する手間が省けて喜ばれるでしょう。

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3.最終面接に残った場合

採用担当者に個人的にお世話になったり、なんらかの接触があった場合は返信した方がいいでしょう。例えば、遅刻したり、一次選考の試験の最中に具合が悪くなったなど、担当者と直接やりとりがあった場合は、不採用通知メールに返信をし、お礼を伝えることをお勧めします。その場合、メールのタイトルに気をつけてください。Re:などとしないで、自分の所属と氏名、用件をタイトルに明記してください。忙しい採用担当者の手間を省くことを心がけましょう。

 

また本文も、最初に誰に宛てたものなのかわかるように、社名、部署、氏名などを書くことを忘れないでください。社名や部署を略することは失礼にあたるので絶対にしないでください。用件も、わかりやすく簡潔に。一行30字くらいで改行するなどしましょう。そして文の最後にも自分の所属と氏名、電話番号、携帯、パソコンのメールアドレスを書くことを忘れないでください。

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4.不採用の理由は基本的に問いたださない

お祈りメールの返信をしなくていい場合は、一次選考やエントリーシートで不採用になった時です。そもそもお祈りメールは不採用者に電話連絡する手間を省くものです。数百人という単位での就活生に直接連絡することは、大変な手間と労力でしょう。ですから、一次選考やエントリーシートなど、比較的初期の段階で不採用となったのであれば、返信は不要となります。担当者は一斉送信で送るので、返信しても読まれることはないと思った方がいいでしょう。ですから、文章の内容などに頭を悩ませる時間はもったいないのです。また、返信することでマナー違反になることもあります。

 

ここで返信をしたら、うまい具合に採用にならないか、という考えはほぼ無駄です。さっぱりと忘れて、次の応募へと気持ちを切り替えましょう。

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