就活コラム

必勝!就活筆記試験のコツ

2018/02/22

Column

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1.筆記試験とは何かを知ろう

筆記試験で問われる能力検査は、業務に必要な言語能力が求められる「言語分野(国語、企業によっては英語も)」、計算能力や論理的な思考能力が求められる「非言語分野(数学、企業によっては理科も)」から出題されます。

 

一般常識は、社会人として知っておかなければならない知識が問われます。義務教育までの知識で解けるような「国語」「数学」「英語」「社会」「理科」の基本科目からの出題や時事問題が出たりします。

 

基礎学力を問う問題は難しい問題ではありませんが、問題数が多く、時間制限があることから焦って解けなかったり、解き方を忘れて解けなかったりして、対策さえしておけば点数が取れたのに勿体ない…ということもあります。

 

性格検査で見られるのは人間性(協調性、意欲、行動傾向、思考傾向、コミュニケーション力等)と『ライスケール』いわゆる「どのくらいの嘘をつくか?」といった誠実さです。

 

性格検査の結果は主に面接や採用後の人事等に利用されますが、ライスケールの数値が高いと面接等の内容の信憑性が下がる可能性があります。企業文化や企業の特性に合わせて回答することも有効ですが、自分をよく見せるために嘘で固めた内容にしないことも重要です。特に「○○をしたことは一度もない」というような極端なものには注意が必要です。

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2.志望する企業の筆記試験を調べよう

筆記試験には複数種類があり、専門の企業が作成しているものと採用する企業が独自に作成しているものがあります。大手企業が採用に使用している筆記試験はインターネットや書籍でも調査ができ、対策もしやすくなります。

 

尚、専門の企業が作成している筆記試験は以下のようなものがあります。

①SPI(リクルートキャリア社)
・最も多くの企業が使用している
・言語分野(国語)と非言語分野(数学)の「能力検査」と「性格適性検査」の2種類の検査がある

 

②玉手箱(SHL社)
・大手企業で使用されることが多い
・国語・計数・英語の「能力テスト」と「性格テスト」の2種類のテストがある

 

③TG-WEB(ヒューマネージ社)
・大手企業の中でも難関の企業で使用されることが多い
・最も難易度が高く、使用している企業が少ない
・国語・計数・英語の「能力テスト」と「性格テスト」の2種類のテストがある
・能力テストには従来型と新型があり、従来型は難解で新型は短時間で大量の問題を解くという特徴がある

 

④SCOA(NOMA総研社)
・長年様々な企業で使用されていたテストで、老舗の大手企業で使用されることが多い
・言語、数理、論理、英語、常識(理科、社会)の基礎能力テスト(SCOA-A)と性格(SCOA-B)が同時に行われることが多い

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3.SPI対策に力を入れよう

上記ポイント2でも書きましたが、筆記試験の中でもSPIが一番多く使われており、志望企業にもよりますが、対策をしておけば焦ることが少なくなります。

 

SPIの試験方式には以下の4タイプがあります。

①テストセンター
・最も多い受験方式
・専用の試験会場内にて、パソコンで受験
・使い回しができ、1度の受験結果を複数の企業に提出可能

 

② WEBテスティング
・自宅や大学等のパソコンで受験
・解答を入力する問題が多い
・テストセンターとは出題範囲が違う

 

③インハウスCBT
・最も少ない受験方式
・採用選考を受ける企業内にてパソコンで受験

 

④ペーパーテスト
・採用選考を受ける企業内にて紙媒体によるマークシート方式で受験

上記の通り、WEBテスティングが最も多い受験方式なので早いうちから以下のような対策をしておきましょう。

 

SPIの問題にはパターンがあり、繰り返し問題を解くことでパターンを掴むことができます。方法としては、最新の問題集1冊を2周すると、ある程度パターンや自分が苦手な所がわかります。

 

また、SPIはスピード重視で限られた時間でたくさんの問題を解くことに慣れるため、練習を重ねることも必要です。問題集の他、インターネット上でも練習問題がたくさんあるので、パターンを掴んでから練習問題で練習しましょう。近年ではスマホアプリも出ているので、移動時間や空いた時間にも問題を解く練習ができます。

 

テストセンターは結果の使い回しができますが、使い回さなくても毎度受験することもできます。よって第一志望の企業よりも前に選考が行われる志望度の低い企業に応募して受験し、雰囲気やどのようにして受験するのかを経験しておく事もできます。

 

本番では、わからない問題があったら飛ばして確実に解ける問題を優先しましょう。尚、正答率が高いほど難易度も上がり、難易度が高い問題の正答率が高いほど評価も上がるので、序盤の問題の正答率は重要です。確実に解答できるよう、焦らず慎重に取り組みましょう。

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4.一般常識、時事問題対策は?

企業によっては独自の筆記試験を用意している場合もあります。この場合、企業に合わせた対策の本が出ているわけではないので対策方法に悩んでいる人もいるかと思います。そこで、よく問われるのは一般常識と時事問題です。

 

一般常識で問われる「国語」「数学」「英語」「社会」「理科」の基本科目は、義務教育の知識があれば取れる程度のレベルなので、軽く復習し、つまずいたり間違ったりした所の復習をしておきましょう。

 

時事問題は今起きていることが題材の場合が多く、常にニュースをチェックする習慣を付けることが重要です。また、文章を読むことになれるためにも新聞を読むことをおすすめします。しかし、新聞にはその新聞の色があり、同じニュースを報じていても別の取り上げ方をされていることがしばしばあります。できれば図書館等で複数社の新聞を読んで、1つのニュースを様々面から見て自分の考えを持っておくと小論文にも困りません。

2018/02/21

求人広告業界が求める人材と志望動機の書き方