就活コラム

エントリーシートの書き方のコツを知ろう!

2017/12/06

Column

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1. エントリーシートは『見た目』が重要

エントリーシートの内容はもちろんですが、実は『見た目』も重要な評価ポイントなんです。特に有名な大企業などでは、限られた採用枠に対して、その何倍~何百倍もの応募があります。人事担当者たちが送られてきた全てのエントリーシートに目を通すのは、非常に大変。その数多くのエントリーシートにまぎれていても、内容をしっかり読んでもらわなければ次のステップに進めません。

 

まずは文字に注目。汚い字や小さすぎる字、エントリーシートの枠に対して字数が少なすぎるのは、見た目の印象がよくありません。書かれている内容を読まなくとも、パッと見ただけで「読みにくそう」「熱意が感じられない」などと判断されてしまうこともあります。字の上手い下手に関係なく、丁寧に、読みやすい字を書くよう心がけ、質問の枠はバランスよく埋めるようにしましょう。

 

次に、誤字脱字のチェックは厳しく行ってください。自分ではそのミスに気づきにくいかもしれませんが、他人の文章の誤字脱字は、パッと見ただけでも目につきやすいものです。たとえ文章の内容が素晴らしいものでも、誤字脱字(ミス)があるだけで、「確認不足」「詰めが甘い」などといった判断をされかねません。エントリーシートを企業に提出する前に、友人にダブルチェックしてもらうのもミスを減らすやり方です。

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2. 趣味・特技は自己PR・志望理由につなげる

エントリーシートで必ず聞かれることといえば、志望動機ですよね。実際には1つの会社のみを受けるわけではないので、「なぜこの会社を選んだのか」「なぜこの会社でないとだめなのか」を説明するのはなかなか難しいことかもしれません。

 

第一志望の会社の場合は、その会社の持つ特色をリサーチし、自分のやりたいことにどうつながっているか、自分がどんなふうに会社に貢献できるか、という内容をアピールしてみましょう。会社として求めるのは『会社に貢献できる、すぐには辞めない人材』です。ホームページや説明会、社長の出版した本などに目を通し、会社と同じ目標を掲げ、仕事内容に熱意を持っていることをアピールすれば、「なぜこの会社を選んだのか」という気持ちが伝わるはずです。

 

志望動機がなかなか思いつかない、という人は、「まずなぜその業種を選んだのか」から書いていきましょう。その後で、希望業種の中でもその会社を志望した理由の流れにつなげていくと、枠が埋まりやすくなります。ホームページを持っている会社だと、社長の理念や先輩社員からのメッセージ、のようなページを載せていることが多くあります。「そこで読んだ理念やメッセージに共感して」といった内容を志望動機として掘り下げていくのも、ひとつのパターンです。

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3. 「なぜここの会社なのか」を明確にする

エントリーシートの中でも「書くのが苦手」という人が多いのが、趣味・特技の質問。ありきたりすぎるのも避けたいですが、あまりにも変わった趣味や特技は理解されにくいものです。ですが、ありきたりでも変わったものでも、それが自己PRや志望動機につながっていればOK!

 

例えば、

読書が趣味⇒本の編集を志望(志望動機)
読書が趣味⇒ある本に感銘を受ける⇒その本に登場した職種に就きたい(志望動機)
読書が趣味⇒月に10冊読むことを実践⇒計画を立て、それを実行するよう努力した(自己PR)

など、ありきたりに思える『趣味:読書』ですが、そこから志望動機や自己PRにつなげることで、その人なりの趣味の活かし方を理解してもらえるチャンスになります。

 

ただ「~が好き」「~が得意」だと書くのではなく、その趣味・特技がどう自分に影響を与え、どのようにその仕事に活かせるのか、などを考えて書くと、一歩進んだエントリーシートになります。

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4. 自分の話や能力を過剰に盛りすぎない

エントリーシートのどの項目にも当てはまりますが、自分の能力やエピソードを過剰に盛りすぎるのは絶対NG!インパクトを与えようとした結果、逆効果に…なんてことにもなりかねません。

 

もちろん、ある程度話に色をつけるのはOK。それは自分を上手に演出する能力として、就活においてとても大切なスキルです。ですが、脚色しすぎたり、まるっきり嘘を書くのはやりすぎです。何百枚、何千枚と多くのエントリーシートを選別してきた人事担当者をごまかすのは容易ではありません。熱意と誠実さを伝えなければいけない場で、虚偽を疑われるのはかなりのマイナスポイントです。

 

運よく面接まで進んだとしても、少し話せばエントリーシートに書いた嘘はばれてしまいます。自分で自分の能力のハードルを上げすぎるのは、自分で自分の首を絞めているのと同じです。エントリーシートの内容を華やかに見せたい場合は、自分が実際に持っている能力、またはこれから確実に取得できる能力を、面接という場でも証明できる範囲で色付けしていきましょう。

2017/12/05

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