就活コラム

広告代理店へ就職が決まった!が、思ってたのと違う?

2017/12/07

Column

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1.作るばかりが広告代理店の仕事じゃないと知って

いかがでしたでしょうか。

 

厳しい部分をクローズアップしてしまいましたが、そんな厳しい世界でも私は広告代理店で働いてよかったと感じています。みんなで一つの広告を作りあげ、世に送り出せたことに誇りと、達成感を覚えたことはもちろんですが、自分が携わった広告の力に後押しされて、商品が好調に売り上げを伸ばしていることをクライアントの方から伺ったときの喜びは、これまで味わったことのないものでした。クライアントが満足してくださったことはもちろん嬉しいです。けれどそれ以上に、自分が関わった仕事が、購買意欲を生むという形で人の心に働きかけられたことが本当に驚きでしたし、感動でした。

 

学生時代には思いもしなかった厳しさもあり、意識の改革は必要になるかもしれません。けれど、それを乗り越えられたとき、あなたも入社してよかったときっと思えるはずです。頑張ってくださいね。

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2.感性だけでは足りないことを知って

学生時代にも、宿題やレポートなどで期限を意識することはありました。広告業界が忙しい理由が、納期の厳しさにあるとはよく言われていますし、スピーディーにいい作品を作れるようになろう!と入社前は意気込んでいたものです。けれど、実際の広告業界での「納期」は、そんな熱意でどうにかなるほど、甘くなく、シビアでした。

 

まず第一に、守ればいい納期が一つではないということ。同時進行で複数の広告を手掛けることも多く、一つが終わってもまた次の納期がやってきます。だからといって広告の世界では納期はそうそう簡単に延びません。もちろん納期を延ばしていただくことが皆無とは言えませんが、それは本当に最終手段。なぜなら、広告には出し時があり、出し時を失することで、商品価値が下がり、広告が意味を持たない場合も出てしまうからです。だからこそ、納期はなにがなんでも守らなければなりません。一つの作業が遅れたがために、納期がずれこみ、クライアントに損害が出るようなことになれば、それは信用の失墜に繋がります。そしてそうなればそのクライアントは二度と仕事をくれなくなるでしょう。

 

学生時代は自分のためだけに期限を守ればよかったですが、入社した後、実際に制作に携わってからは「自分の仕事で自社の信頼が揺らぐことがある。だから納期は守る」と背負うものを意識して仕事するようになりました。

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3.本当の納期がどんなものかを知って

実際に広告代理店に入って驚いたことは、とにかく広告制作には多くの人が関わっている、と言う点です。クライアントとの直接のやり取りや予算管理、広告コンセプトの設定などを行う営業や、具体的にどんな広告が効果的かの選定、その根拠を裏付けるための市場調査を行う企画、さらには実際に広告作成を行う制作と仕事内容もさまざまです。美術、技術系の大学や専門学校を卒業していると制作部に配属になるケースも多いですが、そうではなく総合職での入社の場合、入社してみないとどんな部署のどの仕事を行うことになるのかが決まらないこともあります。

 

広告業界は華やかさがクローズアップされがちながら、その実、地道な作業の積み重ねから一つの広告が出来上がっています。ですから、もしかしたら、入社した当時は「第一線でばりばりクライアントの方とやり取りをしてすごい広告を世に出すぞ!」と思っていながら、クライアントとはあまりやり取りのない仕事を行うことになる可能性もないとは言えません。けれどどんなに地味な仕事でも、その仕事がなければその広告は完成しません。

 

実際、広告代理店に入って感動したのは、担当している業務は違っても、みなが等しく広告の完成のため一丸となる高い目的意識を持っていることです。熱意は大切ですが、それ以上に一人では仕事はできない、と思い、全体を見て仕事をする意識は必要になると思います。

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4.おわりに~それでも広告代理店で働きたい~

私が広告業界を目指したのは「あの広告コピーはすごかった!」という本を読んだことがきっかけでした。その本には、昭和、平成における名広告コピーがぎっしり詰まっており、おそらく誰もが一度は耳にしたことがあるような広告コピーが満載でした。私もそんな心に届くコピーを書きたい! そのためにはもっと語彙を増やしたり、直観力を磨かなければ、と思っていました。

 

しかし、広告代理店に入社して、幸いにも制作部門に配属されたのの、求められたものは、ひらめきよりも調整力でした。ひらめきはもちろん大切です。けれど、広告はクライアントからの要望がなにより重視されます。自分がいいと思っても、クライアントの意向に沿わなければなんの意味もありません。一発で意見が通らないことはざらにありました。

 

とはいえ、クライアントも広告に対して素人の場合もあり、言われるままに作るのでは、効果が期待できない広告に仕上がってしまう可能性もあります。そうならないために適度なバランスが求められるのです。「自分の作りたいもの」ではなく「クライアントに納得いただけるもの」を考えつつ、クライアントの独りよがりにならないようプロとしてアドバイスして、よりよいものを作れるよう辛抱強く着地点を探す。そのために必要なのは、感性以上に調整力であると、入社後は意識していたように思います。

2017/12/06

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