就活コラム

内定を複数貰った時の対応ガイド

2017/11/24

Column

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1. 内定諾否に関するマナー

内定の通知をもらったら、なるべく早く返事をすること。これは内定諾否に関する最低限のマナーです。特に辞退する場合なんとなく後ろめたい気持ちから連絡をしづらいかもしれませんが、連絡が遅れるほど企業やその企業を受けているほかの学生にとって迷惑な行為となります。

 

新卒採用の場合、ほとんどの企業は採用目標人数を決め、その人数に応じてコストを投じています(求人広告や説明会の実施など)。もちろん内定辞退がある程度出ることも見込み、少しバッファを持って採用活動をしています。優秀な学生を多く採用できるに越したことはありませんが、コストの関係から採用目標を大幅に上回る人数に内定を出すわけにはいきません。そのため、あなたが1つ内定を持っていることで1人の内定が消えていると言っても過言ではないでしょう。だからこそ、早めに辞退をしてもらえると、企業側が「追加で内定者を出す」という選択肢が可能になるのです。

 

そのため、企業の担当者は「〇日以内に返事が欲しい」「承諾であれば今すぐ教えてほしい」と迫ってきます。とは言え、就職は一生を左右すること。すぐに決められない方もいますよね。そんなときに役立つ対処法を次でご紹介します。

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2. ケース1:どの企業を選ぶのか迷っている場合

第一志望から内定をもらっていても、いろいろな企業を受ける中で、ほかの企業に揺らいでいる方もいると思います。または、内定をもらったどの企業も同じくらい志望度が高く迷っているという方もいると思います。どちらにせよ、入社を迷っている場合はすぐに決断するのは禁物。ここは素直に「判断材料を増やすために改めて社員の方と面談したい」などとお願いしてみるのが良いと思います。

 

■伝え方例
「選考時は御社が第一希望だったのですが、就職活動をするなかでほかにも魅力を感じる企業がありました。大切なことですので、きちんと考えて判断したいと思いますので可能であれば御社の社員の方と面談させていただくことはできますでしょうか?」

 

もちろん、企業側はあなたの内定承諾を望んでいるはずなので、あくまでも「御社に入社するつもりがあるからこそ、待ってほしい」というニュアンスで伝えることが大切です。ここで「今すぐ決めてもらえなければ内定は取り消す」などというパワハラまがいのことをするような企業は少なくとも社員を大切にする企業ではありません。

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3. ケース2:第一志望の選考を控えている場合

こちらも担当の方に素直に伝えるのが正解だと思います。ただし「第一志望の企業がほかにある」などと言ってはいけません。滑り止めにされていることがわかれば企業の方は良い気がしませんし、下手をすれば内定諾否の連絡を待ってもらえない可能性もあるからです。

 

■伝え方例
「御社が第一志望ではあるのですが、選考途中の企業で御社との入社を迷っている企業があります。できれば悔いなく就職活動を終えたいと思っているため、選考中の企業の結果が出る〇月〇日まで内定承諾のご連絡を待って頂くことは可能でしょうか」

 

企業側も学生が何社も受けていることは承知のうえですので、ある程度は待ってもらえるはずです。ただし、この時に待ってもらえる期間は企業によってかなり差があると考えてください。数日程度の企業もあれば「満足するまで就活を続けていいよ」と言ってくれる企業もあります。

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4. 内定諾否は社会人への第一歩

内定を断るということは学生にとっても企業にとってもうれしい出来事ではありません。だからこそ、礼節を尽くした対応をすることは社会人としてのマナーの1つ。入社した企業の取引先にあなたが内定辞退をした企業があったり、数年後の転職先の選択肢にあなたが内定辞退をした企業があったりと将来的に関わりが生まれることも少なくありません。そんなとき「あの時失礼な態度をとってしまったな」と思いながら接するよりも「あの時はお世話になりました」と気持ちよく接せられる方が良いのは言うまでもありませんね。

 

内定の保留をお願いしたり、内定を辞退すること自体は悪いことではありません。あなたにしっかり向き合い、採用したいと言ってくれた企業に対して誠実に対応し、お互いが気持ちよく利益を得られるような振る舞いをしましょう。

2017/11/23

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