就活コラム

人材業界希望者へ!エントリーシートの書き方を紹介

2017/11/22

Column

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1. 就職活動の登竜門、エントリーシート

企業によってはクリック1つで応募ができてしまう時代。毎年学生1人あたり20社以上のエントリーシートを提出しているというデータもあり、その分企業にも膨大な量の応募書類が集まっていることは承知の通りです。

 

それでは、届いた応募書類は誰が読んでいるかを考えたことはあるでしょうか?社員全員?社長?…いえ、ほとんどの企業が書類選考は人事担当のみが実施していると思います(もちろん会社の規模や採用の進め方にもよりますが)。では、数万通の書類を審査する人事担当は何人いると思いますか?もちろんこれも企業によりますが、参考までに申し上げると私が勤めていた企業(500名規模)だと人事担当は5名もいない程度でした。

 

このことから、「通過しやすいエントリーシート作成のコツ」を少しずつ紐解いていきます。

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2. まずは読んでもらわなければ始まらない

察しの良い方であればもうお気づきだと思いますが、人事担当はエントリーシートの内容を詳しく吟味する時間などありません。だからこそ、短い時間であなたの良さをしっかりアピールすることが大切なのです。もっと言うと、あなたの方から「ここを読めば私のことが手っ取り早くわかるよ!」とポイントを提示することが重要なのです。

 

複雑なことをする必要はありません。私がご紹介するコツは3つ。1つめは、1文目に結論(つまり「私は〇〇です」の部分)を提示すること。2つめは視覚的に工夫をしてみること。手書きのエントリーシートであれば少し太字にしてみたり、下線を引いてみたりとさまざまな工夫ができますね。Web書類の場合であれば、【】などで囲ってみるのもいいかもしれません。3つめは誤字脱字のない丁寧な字を書くこと。一見当たり前のようですが学生のみなさんも多くのエントリーシートを作成しているため、ついつい流れ作業のように作成してしまう方も少なくないのです。

 

意外に思われるかもしれませんが、エントリーシートでできることは以上の3つくらいでしょう。逆にあれやこれやと手を尽くしても、その努力はほとんど人事担当に届くことはないと思います。

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3. 内定が欲しいなら面接を意識せよ!

アピールポイントを見やすく記載したエントリーシートを作成すると、もう1つ良いことがあります。それは面接でより効率的にあなたの良さをアピールできること。

 

面接官も人事担当と同じく膨大な数の学生を相手にします。実際に会って話すということを考えると書類選考時よりも体力や時間的な負荷は大きいと言っても過言ではありません。悲しい事実ですが、書類選考を通過したからと言って面接官があなたのエントリーシートを読み込んでいるとは限らないのです。だからこそ、アピールポイントが目に留まりやすいエントリーシートは面接の場でもあなたが聞かれたいことへと誘導するための仕掛けになるのです。

 

書類選考を通るためのエントリーシートではなく、あくまで内定を掴むためのエントリーシートを意識することが大切ですね。

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4. 人材業界の人事担当の心を掴むコツ

読んでもらうエントリーシートの作成のほかにも人事担当や面接官の心を掴むコツがあります。それは、自分が企業の求める人物像であることをアピールすること。特に人材業界は離職率が高い業界であり、企業はミスマッチの無い採用をおこないたいと強く願っています。そこで大切なのが企業への理解です。

 

人材業界の平均年齢を見てみるとわかりますが、ほとんどの企業が20代後半や30代前半です。単純にミスマッチにより退職者が多いことも理由の1つですが、そもそも「定年まで勤める」という感覚の社員が少ないのです。入れ替わりの激しい業界だからこそ、企業は上司に手取り足取り教えてもらいながら成長するのではなく、即戦力となるような人材を求めています。

 

その企業の特性を利用し、「自分は成長意欲が高い」「短期間で他社の何倍もの成長が可能な環境で働きたい」という点をアピールできるといいでしょう。もちろんこれは1つの例です。ミスマッチが多い業界だからこそ「目的を達成するまでは絶対にあきらめない(=辞めない)」という点をアピールしてもいいかもしれません。

 

「その企業がどんな人材を求めているのか」をしっかり理解できたら内定はすぐ目の前。効果的に自分をアピールし、希望の企業の内定を掴みましょう!

2017/11/21

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