就活コラム

航空業界の仕事、職種を知って就活に活かそう!

2017/11/11

Column

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1.エアライン業界の今を知る。

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックへ向けて全日空、日本航空は、首都圏空港の機能を強化するため、羽田および成田空港で発着枠拡大を進めています。成田空港は平行離着陸できる2本の滑走路など空港機能の強化、夜間早朝の発着時間拡大、羽田空港においては5本目の滑走路を新設することが2020年に間に合わないので都心上空を通過する着陸ルートを認めて発着能力を上げていく予定があります。

 

このような空港の環境整備は、「観光立国推進基本計画」を閣議決定したことも関連しており今後、必要不可欠なものと言えます。本年度からは ~世界が訪れたくなる日本~ を目指し新たな目標として、「訪日外国人旅行消費額8兆円」「訪日外国人リピーター数2,400万人」「訪日外国人旅行者の地方部における延べ宿泊者数7,000万人泊」を設定しました。エアライン業界は今後さらに拡大していく事が確実な成長産業であり社会性の高い基幹産業と言えます。

 

エアライン業界を目指している方は、これまで自分が培ってきた事をどんな仕事でどのように貢献ができるのかを考えてみて、エントリーシート記載時や面接の際に、自分の「実現したい目標」として伝えられる準備をしておきましょう。

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2.全日本空輸と日本航空の特徴について。

全日本空輸と日本航空の大手2社がこの業界を占めています。両社の違いや特徴について紹介します。

 

1)全日本空輸

以前は、国際線といえば日本航空でしたが、今や全日本空輸の方が国際線の輸送実績でも上回っています。海外路線の展開においては2017年2月15日には成田―メキシコ・シティ線を開設しました。

 

ANAグループ行動指針をANA’s Wayと掲げていて、

1.安全(Safety)

2.お客様視点(Customer Orientation)

3.社会への責任(Social Responsibility)

4.チームスピリット(Team Spirit)

5.努力と挑戦(Endeavor)

 

以上の理念を大切にチームANAが一丸となって日本らしいおもてなし~ジャパンクオリティー~を世界のお客様へお届けしています。サービスにおいては国際線の機内食のイクラやウニについての説明やお箸の使い方を客室乗務員が丁寧にお客様の国の言語で行うなどきめ細やかな気遣いが全日本空輸の特徴です。

 

2)日本航空

 世界で一番お客さまに選ばれ、愛される航空会社になる事を目標に掲げています。
経営破たん後に社員の意識改革として「一人ひとりがJAL」「最高のバトンタッチ」といったフレーズから成る「JALフィロソフィ」を制定しました。海外の空港に駐機中のJAL機の赤い鶴のマーク(通称 鶴丸)を見ると「やっと日本に帰ることができるんだ。」と安心するお客様が多く信頼を得ているエアラインです。ヨーロッパ便ではお客様をお出迎えする際に「お帰りなさいませ。」と挨拶をしてくれる客室乗務員に感動したという声が相次いでいます。

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3.独立系エアライン・LCCの特徴について

近年は「ジェットスター」「エアアジア」「ピーチ」といった、効率的な経営をする事によって、低価格運賃を実現させたLCCの新規参入が活発化しています。低価格を求めるお客様もいれば、質の高いおもてなしを求めるお客様もいます。いかにお客様の求める価値やニーズを提供できるかが、今のエアラインに求められているのでしょう。また、AIRDO,ソラシドエア、スターフライヤー、フジドリームエアラインズなど9社の独立系エアラインがあります。

 

独立系のエアラインの特徴の一つに、客室乗務員の居住地が全国にあるという事です。例えば、フジドリームエアラインズは名古屋、スターフライヤーは北九州といったように、「客室乗務員になりたいが家庭の事情により実家を離れられない。」「東京に一人暮らしをするには家賃の負担があるので経済的に不安だ。」という方には地元の独立系エアラインを目指すのも一つの方法だと思います。

 

また、男性の方で客室乗務員を目指している方は、独立系エアライン・LCCが狙い目です。男性にも門戸が開かれていて沢山の男性客室乗務員が活躍しています。私の勤務するエアラインスクールからも、某工業大学出身の男性が独立系エアラインに内定し、日本全国の空を飛びまわっています。男性は不利だと思われがちですが、そのような事はありませんのでぜひ挑戦をしていただきたいです。

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4.様々な職種の人が関わるエアライン業界の仕事とは

1機の飛行機を安全に飛ばすまでに多くの人の力が必要です。下記に主な職種を紹介します。

 

①パイロット 飛行機を安全に操縦し、お客様を目的地まで運ぶ仕事です。理系の仕事と思われがちですが、大手2社の自社養成パイロットの内定者の中には文系出身者も含まれており学部や選考が問われることはないです。業務において管制官との交信も英語で行われるので最低でもTOEIC650点以上は必要です。

②客室乗務員 お客様の安全を第一に考えて行動する保安要員として、また快適な空の旅を提供するサービス要員としての要素が求められています。高度1万メートル上空という空間で働きますので健康管理も重要です。私は、現役客室乗務員時代に風邪をひいてしまったのですが誤った判断で無理をして乗務をしてしまいました。オーストラリア行きだったのですが、機内で「航空性中耳炎」になってしまいシドニーの病院で治療することになった苦い思い出があります。フライトがある時には事前に体調を整える努力が必要な仕事です。やりがいとしては、毎便のフライトを「一期一会のプロジェクト」と考え、フライトを通して出会うお客様と心を通い合わせるおもてなしができた時にやりがいを実感できる仕事です。

③グランドスタッフ 空港の顔として旅客の搭乗手続きを行う「チェックイン業務」や搭乗ゲートで案内をする「ゲート業務」お客様の荷物のケアをする「バゲージクレーム業務」など幅広い業務内容があります。24時間空港の場合、早番は朝の3時や4時に出勤し、遅番は深夜2時まで働くということもありますので体力、精神力が要求される仕事です。部署を超えてのチームワークスキルが大きな鍵となる魅力あふれるエアライン業界への就職にぜひ挑戦してみませんか?

2017/11/10

エアライン業界へ就職するための4つのステップ