ランキングで見る！就活の役に立てられそうな人気アルバイト20

人気アルバイトランキング20位によると、半分の10社までがカフェ、コンビニ、飲食店系でした。順位としては、下記の通りです。

1位　 スターバックス
2位　 セブンイレブン
4位　 サーティーワンアイスクリーム
6位　 ローソン
8位　 マクドナルド
12位　ファミリーマート
14位　コメダ珈琲店・ミスタードーナツ
18位　ドトールコーヒー
19位　不二家

全体的には、そのお店のファンであり良く利用しているので身近に感じる、という理由が多数でした。特にカフェ系や飲食店は「おしゃれ」で憧れる、という理由が多く、男女とも受けが良い職種ですが、特にスターバックスに関しては、そういう理由以外にもスタッフの持つ「臨機応変な接客スキル」や受けられる「教育制度」に魅力を感じている男性が多数いました。将来、就職したときに使える武器として考慮しているようです。

また飲食店系でも「きちんとしたマニュアル、社会の基礎」を教えてもらえるいい機会、と捉える人たちの割合が高いです。その中でもサーティーワンアイスクリームやミスタードーナツは女性からの支持が高く、「アイスが好き、ドーナツが好き」という理由もありますが、スタッフが「楽しそうに働いている」ことにも注目しています。コンビニ系は主に男性人気で、やはり身近で楽しく働いている様子が印象的に映るようです。

この系統のアルバイトは将来就職した際、様々な問題を解決できる柔軟な対応スキルを得られ、相手を思いやる心配りが身に付き、そして楽しく前向けに働けるでしょう。

カフェ、コンビニ、飲食店系と同様に、しっかりとしたマニュアルや教育制度があり、「高いプロ意識を持ち、お客様を喜ばせようとする素晴らしい対応」に憧れを感じている職種は、

3位　 東京ディズニーランド
11位　ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

というアミューズメント施設です。

テーマパークは夢の国です。道路がゴミだらけ、トイレが汚い、などはあってはならないですが、普段慣れないことをするのは、アルバイトとしては少々大変だと思います。

しかしテーマパークに行って思うのは、笑みを絶やさずスマートにお掃除をして回るスタッフさんだったり、売り子さんだったりが、お客様に楽しんでもらいたい、という気持ちが自然にあふれているということです。そして誰に何を言われなくても進んでお客様へサービスを提供できる、いわゆる「神対応」ができるスキルを身に着けられるのが魅力です。

好きなこと、趣味を活かしたアルバイトも人気です。順位としては、

5位　アニメイト
7位　タワーレコード
9位　ブックオフ
10位　紀伊国屋書店
17位　TSUTAYA
20位　ジュンク堂書店

などの書店やCD、DVD、そしてアニメグッズショップです。

「好きなものに囲まれていたい」という趣味から選ばれたアルバイトです。そこで働くことにより、話題の新商品にいち早く触れることができ、同じ趣味を持つ人と交流できるのが魅力です。興味のあることや好きなことでなので、苦も少なく最新情報を収集ができるので、それらを自分と同様に興味を持っているお客様に提供したり、特別にサービスを提供したいというのが志望動機です。

自分の好きなことを極め、必要なお客様のニーズにマッチしたサービスを提供したり、アドバイスをする、というこのアルバイトは、営業職やコンサルタント職に就きたい人に必要なスキルでしょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

その他人気のアルバイトは、いわゆる「公共団体」系です。順位で言うと、

13位　郵便局
16位　JR東日本

です。大きな事業を手掛けている、公的な団体なので安定している、という魅力があります。

これらのランクを考慮せず、就職したい会社や業界があるなら、インターンシップやアルバイトの応募が無いか確かめるのも手です。特にテレビやラジオ等の芸能関係、それにIT関係はアルバイト時代から働いている人材を採用する傾向があります。また、外資系でのインターンシップでは英語のブラッシュアップにも良いし、雰囲気を味わえますので、面接に行ったときに緊張が抑えられるかもしれません。

高学歴者を重視する世の中の傾向はありますが、社内で働くことで、社員や人事の人から覚えてもらい、仕事ぶりを見てもらえるチャンスもありますので、初めて面接で対面するよりもずっと有利です。希望職種や希望する職場があるならば積極的にアルバイトの応募をしてみましょう。

これらのバイトを選ぶ共通の理由は、

・店舗の雰囲気や商品だけでなく、働いている人の「接客スキル」や「教育制度」を自分でも身に着けたい。
・楽しそう、また自分の興味ある分野をお客様へ提供できる、を無理なく行え、接客力を身に着けたい。
の2点に絞られています。結局は就職に有利なアルバイトを職種で選び、そのアルバイト経験をアピールするのではなく、アルバイトをすることで何を得られたのか？自分はどんなことを身に着けたのか？どう人間的に成長できたと感じるのか？ということを実感し、言葉にできることが重要なのです。

面接時にそのアルバイトを選び、経験したことで、プラスになったことを生き生きと話している人は、面接官にとっても清々しく、欲しい人材であると思わせることができます。実際私が面接官をした時、拙いながらも自分の経験と学びを英語で話している人はとても印象に残りましたし、前向きな性格をぜひ会社で発揮してほしいと願いました。

どうしても入りたい企業や就きたい職種がある場合を除けば、どのアルバイトも自分の気持ち次第で貴重な経験になり、スキルを身に着けられることになります。可能性を絞らず、経験してみてください。