就活コラム

逆質問タイムは重要!面接ですぐ使える逆質問とは!

2017/06/22

Column

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1.社風や雰囲気に関するもの

会社見学や説明会でも情報は得ているでしょうが、それでもやはり不安が残るのがこの部分です。例としては「チャレンジを推奨する社風と伺いましたが、よろしければ具体的なエピソードをお聞かせください」「私自身はフレンドリーな性格と自覚しておりますが、職場の雰囲気はどのような感じでしょうか」「見学をした際に大変活気のある印象を受けましたが、下からの提案や意見なども許されるものでしょうか」といった質問で探ることができるでしょう。

 

ポイントは自身が感じた印象を加えて質問することです。ただし、この種の質問を何度もしていると「そんなに人付き合いが苦手なのか?」「会社は仕事をする場であって友達を作る学校とは違うぞ」と会社側が不信感を持ってしまう恐れもあるからです。雰囲気的なものは結局その中に入ってみなければ分からないものですし、人によって感じ方も違うので正解を得ることは困難です。せいぜい1つに止めておいた方が賢明でしょう。

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2.入社後の具体的な働き方に関するもの

これは前述の雰囲気のようなマクロ的なものと違い、より具体的な情報を得るための質問です。例としては「配属先はどの部門になる可能性があるのでしょうか」「希望している部署の1日のスケジュールを教えてください」「他部門とのミーティングなどはどの程度の頻度で行われていますか」「〇〇事業に大変興味があるのですが、携わるチャンスはあるのでしょうか」といったものが挙げられます。

 

ちなみに「残業はどのくらいありますか」とか「休日の出勤もありますか」程度は訊いても問題ありませんが、必ず「〇〇くらいはあるけど、大丈夫?」と返されますので「はい、大丈夫です」と返答できる心構えをしておきましょう。他にも「新人時代にやっておけばよかった、と思っていることはありますか」という質問で働き方の教訓を知ろうとものもあります。

 

一方で「やりがいは何ですか」との質問もよくありますが、これも要注意な質問です。「やりがいなんて自分から見つけ出すものであって、取り組む前から気にするなんて考え方が甘いのでは」と受け取るケースもあるからです。複数の会社の採用担当者から「やりがいは何ですか、って訊いてくる学生が増えてるけど、なんだかなぁ・・」という声を聞いたこともありますので控えた方がいいかもしれません。同様に「研修はどのような内容ですか」という質問に対しても「端から受身の姿勢で自分から積極的に仕事を覚えようとする意欲が感じられない」という意見もよく耳にします。

 

この質問もそれだけ大勢がしているということでしょう。となれば「私は〇〇な能力をアップさせて貢献したいと考えていますが、社内の研修でそのような内容はあるのでしょうか」という訊き方に変えてみるほうがいいでしょう。

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3.その会社、その仕事で必要な能力に関するもの

これも結構定番とも言える質問内容です。自分達に期待されていることは何か、そのために今から出来る事は何かを確認する質問で、例としては「御社で活躍するために最も重要な資質とは何でしょうか」「入社後2、3年目の先輩方で一番活躍されている方はどんな方でしょうか」「この会社で働く上で最も心掛けておられることはどのようなことでしょうか」などです。

 

ただ、この種の質問は定番でもあるが故に多くの学生が質問をしています。中でも「入社前に取っておくべき資格はありますか」は面接官からすれば聞き飽きた質問で、いかにもマニュアル的との印象を持たれてしまいます。実際相談に来る学生のほとんどがこの「入社前に取っておくべき資格は」を逆質問しようとしています。

 

同じ内容でも「〇〇の資格を取得しましたが、御社で活かせる分野はありますか、また他に勉強しておくべき資格がありますか」と訊き方を少し変えてみるなど工夫が必要です。

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4.経営方針や方向性に関するもの

これは管理職や役員クラスに向けた質問になりますが、「今後力を入れていく分野や事業について差し支えの無い範囲でお訊かせいただけますでしょうか」「現状の課題とその対応策について可能な範囲で教えてください」「社員の能力向上やキャリア形成を支援するために取組んでいることはありますか」「全社を挙げて取り組んでいるもので代表的(特徴的)なものがあればお訊かせください」などが挙げられます。

 

ただし、入社前の若造にどこまで情報を開示してくれるかは不明なので「よろしければお訊かせ願えますか」というスタンスで質問することが大切です。また、既にホームページやパンフレットに掲載してある内容を質問することは禁物です。

 

採用担当者や若手社員のレベルとは違い、このクラス相手に調べれば分かるような質問をしていると「そんなことも調べていないのかね」と冷たく跳ね返されてしまいます。事前によく確認したうえで、質問項目を検討するようにしましょう。

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5.逆質問はアピールの場でもある

先に事例で挙げたような「私はフレンドリーな性格ですが・・」とか「〇〇の資格を取得していますが・・」というように、質問の仕方によってはさり気無くアピールタイムにも使えるのが逆質問です。

 

他にも「学生時代に自治会の代表を務めていて組織をまとめる経験もありますが、そうした経験が活かせそうな場面はありますか」「〇〇の科目が得意で更に勉強しようかと考えているのですが、御社の業務で活かせそうな分野がありますか」といったように、自己PRでは伝えきれていない長所やエピソードがある場合などに、その要素を含みながら質問を準備しておけば更なる自己PRとしても活用出来るのです。

 

面接で何を質問されるかを完全に把握することは不可能ですが、逆質問なら確実に自分の言いたいことが言えます。今さら訊きたいことなんて無いよ、ではなく攻めの姿勢で逆質問を利用するように発想を変えて臨みましょう。

2017/06/20

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