就活コラム

新卒入社直後のよくある悩み5選!~それぞれの解消法について~

2017/06/18

Column

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1.人間関係や職場の雰囲気に馴染めない

まず、合わない人や嫌いな人との接し方ですが、うまく付き合っていくコツは悪い面を見ないようにするということです。人間の心理として、ある嫌な面が気になり始めると無意識のうちにわざわざその一面を見るようになり、その結果ストレスを感じるようになると言われています。

 

ですので、嫌な面や嫌いなところは無視して、良い面だけを注視するように心掛けてみましょう。先輩や上司は、いくら嫌な一面があったとしても職場においては自分よりも経験も知識もある人達であり、叶わない部分が多いはずです。そうした見るべき一面だけを注視して、嫌がらずに付き合うように心掛けましょう。

 

なかなか馴染めないという場合は、職場のルールや雰囲気が自分に合わないと感じているのではないでしょうか?こんな時は自分から合わせるという意識を持つようにしてみましょう。自分なりに「こうあるべきだ」とこだわりを持っているかもしれませんが、特に始めのうちは「こういうやり方もあるのか」と興味を持つような感覚で合わせるようにしてみてください。

 

突っぱねてばかりいては周りからも浮いてしまいかねませんし、それに案外自分の違う一面を知ることが出来るかもしれません。

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2.仕事が覚えられない、ミスへの恐れが強い

いずれも「仕事が出来なかったらどうしよう」という不安から起きる悩みですが、この場合は深刻に考え過ぎないことが大切です。まず、仕事が覚えられないという悩みについてですが、中途採用と違って会社勤め自体が初めてという新卒者にとって、覚えることが多過ぎて漏れが出てしまうことはある意味当然のことです。

 

肝心なのは、覚えようとしている姿勢があるかどうか、です。しっかりメモも取って説明を聞いたけど、いざとなると抜けている箇所があった、という場合は「仕方ないなぁ、今度はしっかり聞けよ」というように大目に見てもらえます。しかしメモも取らない、「あはは、忘れちゃいました」なんて反省の無い言い方をしていると一気にあたりがキツくなっていきます。要は、日頃の取り組む姿勢がしっかりしていれば、それほど大きな問題にはならないということです。

これはミスを犯した場合も同じことが言えます。「新卒なんてミスがあって当たり前、むしろミスをすることで仕事を覚えるようになる」というのが会社側の考えです。今の若者は、相談に応じていても極端にミスや失敗を恐れている印象があります。

 

怒られ慣れていないからか、一度失敗すると修正が効かないと決めつけているのか分かりませんが、「無難に安全に」という意識が強いように感じられます。しかし、仕事ではミスは付き物ですし、同じミスをしないように工夫することでスキルが向上するものなのです。

 

それに新入社員のミスなんてたかが知れています。どうせその程度の仕事しか任されていないのですから。ということで、ミスを恐れる必要は無いということを認識しておきましょう。

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3.電話の取り方、文章の書き方が分からない

これはある意味時代を感じる悩みの一つです。電話の取り方に対する悩みといえば、応対の仕方や内線を回す相手が分からないというのが普通でしたが、最近では家庭に固定電話が無い環境で育ったので電話の取り方そのものが分からない、という悩みもあるようです。

 

これはもう勇気を持って取り続けるしかありません。これこそ初めは失敗して当然ですし、掛けて来た側も年度初めは新人が取るケースが多いということが分かっていますので、焦る必要は無いのです。

 

文章の書き方も、ラインやメールで育って来た世代では話口調でしか文を書いた経験が無いので、社内文書などの普段見たことも無いような文章を書くということは、より難しい問題になっているようです。これも特効薬は無くて、ひたすら練習して慣れるしかありません。

 

特に文章を上手く書けるかどうかは、上役に決裁をもらう際に必要となる能力ですし、組織で働く以上無くならない作業の一つです。苦手意識を持たず「これも仕事」と思って練習するように努めましょう。

 

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4.終業時間が遅い、終業後の付き合いが苦手

終業時間に関する悩みには2パターンあります。1つは時間が遅くなることについての悩み、もう1つは帰りたいけど上司や先輩が居るので帰れないという悩みです。学生時代にアルバイト経験がある人も大勢いますが、アルバイトで遅くまで残業というのはあまり無いでしょう。しかし正社員になれば連日2時間、3時間と残業が続くこともあるでしょう。

 

自分の時間が持てない、疲れが取れないと苦痛に感じるかもしれませんが、ここはある意味修行と考えて乗り切るようにするしかありません。もちろん体調を崩してはいけませんので、そうなりそうな時は早めに上司に相談することですが、自分の時間が云々ということについては暫くは我慢することです。仕事に慣れてスキルアップすれば早く退社出来るようにもなるでしょう。

 

もう1つの悩み、いわゆる「付き合い残業」についても、自分の仕事が終わっているなら周りの仕事を手伝うとか資料を読むなどして+αの知識を付ける時間と割り切って過ごすようにしましょう。また、終業後に飲食に誘われるのが苦痛、という悩みもあります。これも「早く職場に馴染ませよう」という上司先輩の思いやりからの行動なので、無下に断らずに「これも仕事」と割り切って出来るだけ応じるようにしてみましょう。

 

それに、周囲を味方に付けられれば仕事もスムーズに進められるようになります。「自分を成長させる時間」と解釈して臨んでみましょう。

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5.待遇面や仕事内容が思っていたことと違った

まず、待遇面の違いについては法的な問題も絡んでくるので、よく会社側と確認をしておきましょう。そのうえで容認出来る範囲なら受け入れればいいですし、そうでなければ正当な退職理由として通用するので進退を考えてもいいでしょう。

しかし、仕事内容が違ったという点については事情が変わってきます。例え、期待していた仕事内容と違っていたとしても取り組んでみれば学ぶことも多いでしょうし、意外と自分に合っていることだってあり得ます。社内にはムダな仕事はありません。どんな仕事でも必要だから存在しているわけで、自分に与えられたのも必要があったからかもしれないのです。

 

明らかに騙されたという事態でなければ、「これもやりたい仕事に辿り着くまでのいい経験」と考えて前向きに取り組むようにしてみましょう。

2017/06/17

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