就活コラム

新卒の同期で給料差はどこで出た?入社後すぐ取り組むべきこと

2017/06/16

Column

01

1.出来そうで出来ない当たり前のことを継続して実行する

誰でも、入社していきなりやりたい仕事や責任ある仕事を任されることはありません。むしろ関係無い仕事、やりたくない仕事、「別にオレじゃなくてもいいじゃん」と思えるような仕事が回って来ることの方が多いでしょう。ところが、この「オレじゃなくても・・」と思える仕事への取り組み方で成長度合いが大きく変わって来るのです。

 

例えば、会議用の資料のコピーを命じられたとします。まさしく誰にでも出来る仕事です。しかし、漫然とコピーを取るのではなくどんな内容の会議なのか、どの部門が関わっているのか、といったことに興味を持って見れば、会社全体の動きが見えて来ます。同じように「倉庫を片付けておいて」と命じられれば、会社が扱っている商品を直に手に取ったりすることも出来ます。電話を積極的に取っていれば、誰に何処から掛かって来るのか、それはどんな要件かといったことも把握することが出来ます。

 

ある飲食店に勤めていた若者は、厨房係になった時にお客の食べ残しの処理を担当していました。それこそ先輩達から押し付けられた部分もあったようですが、連日食べ残しを処理するうちに曜日や時間帯によって傾向が変わることに気付いたそうです。そこで、店長にメニューの提案をしたところ採用され、売上アップと廃棄コストの削減に繋がり大いに評価されました。その結果、翌年には本部の管理部門に異動に栄転となったと聞きました。このように「誰がやってもいい仕事」にこそ、実はその会社全体を把握出来る情報が溢れているのです。もちろん守秘義務というものがあるので迂闊に他人に話すことは厳禁ですが、自身の勉強のために活用する分には問題ありません。

加えて、こうした仕事を積極的に引き受けていると周囲からの評価も変わって来ます。「みんな嫌がる仕事を引き受けるなんて、やる気のある新人だな」というような見方になり、顔と名前をいち早く覚えてもらえたり、新たな仕事のチャンスをもらえるきっかけにもなるのです。「オレじゃなくても誰でもいいじゃん」ではなく「誰でもいいならオレがやる」の意気込みで取組んで行きましょう。

02

2.「誰のものでも無い仕事は自分の仕事」の精神で

新入社員として入ったばかりの頃は、緊張感もあって何事にも手を抜かずに一所懸命に取り組むと思います。しかし、日にちが経ち慣れて来るにつれて徐々に加減をするようになって来ます。当初は始業時刻の30分前には出社していたのがせいぜい5分前程度になる、誰にでも元気良く挨拶していたのが声も小さく会釈程度になる、報告事項も早め早めに行っていたのが段々催促されてから行うようになってしまう、といった具合です。こうではなく、常に入社当時と同じ行動を意識し、続けることで周囲の見方に影響を与えることが出来るのです。

ある教え子の体験談です。彼は営業職として就職し、入社直後から忙しい日々を送っていました。その職場では、毎週末毎に各自が営業に使った経費の精算報告を経理課に行うルールになっていたのですが、先輩達はほぼ全員そのルールを守っていませんでした。「そんなの忙しくてやってられないから放っておけばいい」という暗黙の空気が流れていたそうです。同期で入った仲間も始めは期限を守っていたのですが、徐々にその流れに乗っていってしまったようです。

 

しかし、彼だけは「経理課の人も困るだろうし」と考え、仕事が遅くなっても必ず週末には報告をするように努めていました。すると、ある日経理課からお客様を紹介されました。日中営業社員が出払っている時に掛かって来た問い合わせの電話を、受けた経理課の社員が情報を回してくれたのです。「何故新人のボクに?」と問うと「君はずっとルールを守っているので信用出来るから」と言われたとのことです。同じ様なケースが幾つか続き、1年も経たないうちに彼は社内で多くの支援者を得るようになりました。こうなると難しい案件でもどんどん処理出来るようになり、給料や昇給の面で同期の仲間と差が出来るようになっていきました。

 

自分に対する評価を下すのは周囲の人間です。このように、当たり前だけど疎かにしがちな行動をキッチリやるだけで、「アイツはいつも早く出勤して熱心だな」「いつまで経ってもアイツの挨拶は元気で気持ちがいいな」といったように、周囲から一目置かれるようになり、結果的に高評価に繋がることにもなるのです。

03

3.常に100点満点を心掛けること

これは、私が新入社員当時に上司から言われた言葉であり、今でも就職指導をしている学生に向けて伝えている言葉です。学生のうちは60点を獲れれば合格とされ、80点以上獲れば最高評価の「優」がもらえていました。しかし、仕事において60点や80点では何ら評価されません。言い換えれば0点と同じ扱いです。

 

例えば、月末が納期とされた仕事に対して「80%は出来たので80%分の代金を払って下さい」は基本有り得ません。100%完成品でなければお金はもらえないのです。社内の仕事においても「頑張ったのですが90%しか仕上げられませんでした」と報告して「そうか、よく頑張ったな」という声を掛けてくれる上司は皆無でしょう。この「常に100点満点で当たり前」の心構えで仕事に臨むかどうかで、周囲の評価や自身の成長度合いも変わってきます。

 

この言葉を伝えると「厳しいなぁ」と軽くショックを受ける学生もいます。「そう、仕事とは厳しいもんだよ」と返しますが、この厳しさこそが自身の成長に繋がるのです。それに、この「常に100点満点で当たり前」という心構え、意識していない若者が案外多いように思います。ということは、他の仲間が80点レベルで満足しているところで、自分が100点を目指していれば当然差が出て来ます。

 

本来は同期との評価云々ではなく、社会人として当然の考え方として伝えている言葉ですが、同期に負けたくないという気持ちがあるなら尚更意識しておくべきことだと思います。

2017/06/15

合同説明会で得られる企業の有力な情報とは【合同説明会編】