1.合同説明会からも有効な情報が得られる
自社以外の場で行われる説明会もあります。学校内に招いて実際される合同説明会や自治体などが主催する合同面接会といったものがそれです。ここにはせいぜい1社あたり多くて2、3名程度の社員しか参加しませんので職場の雰囲気というものは伝わりにくいのですが、それでも説明してくれる社員を観察すれば得られる情報も少なからずあります。
先ず年齢です。若手社員が参加していて元気良く説明しているような会社は活気があったり若手が働き易い雰囲気があると思われます。一方でベテランの社員や部長以上のクラスが参加している会社はやや堅い雰囲気なのかもしれません。特に社長や幹部クラスが参加していて態度が横柄な会社は要注意と思われます。
私も応対したことがありますが、学生や運営側を見下したような態度や「忙しいのにわざわざ来てやっている」という態度を取る会社は、やはり社員定着という面では難しいものがあります。さすがに最近では少なくなっているようですが、話し振りや態度から「説明してやってる」感があれば気を付けた方がいいかもしれません。
他にもブースが空いている時の社員同士のやり取りから雰囲気の善し悪しが感じ取れることもありますので、合同説明会では説明を受けている時間以外にも注目しておくことが大切になります。