就活コラム

“元”弱者が教える裏ワザ就活戦略~目からうろこの4ステップ~

2017/06/08

Column

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1.本当の現実を知る

ここまで来て、それでも大学生活を通じて面接で話せるようなエピソードがないという人はいると思います。それであれば、今から何か始めてみましょう。

 

私は大学3年生の秋から、ベンチャー企業で長期インターンに参加しました。そのエピソードが面接でも評価され、内定につながったと考えています。また、面接で話せるネタになるかもしれないと、新聞の読者投稿や俳句を始めたり、アルバイト先でも面倒な仕事を買って出るなど、面白そうなことには積極的に飛び込んでいきました。それらは全て大学3回生の後期以降に始めたものです。

 

新しいことを始めるのに遅すぎるということはありません。過去は過ぎ去ったものです。大切なことはたった今から何をするかです。

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2.競争率の低いところに的を絞る

現在、新卒就活市場は有効求人倍率がバブル期を越え、目の前の就活に楽観的な学生も少なくないと思います。私も先輩の就職先を見て、根拠のない安心感を持っていました。しかし、6月に入り、大手企業の夏季インターンシップの応募が始まって驚きます。一つは通るであろうと考えていた書類選考や面接で、ことごとく落とされたのです。

 

考えてみれば当然のことです。というのも現在の売り手市場を楽観視して、学生の大手志向が高まるのに対して、大企業の求人数はそれほど増えておらず、大企業に限った競争率は年々高まっているからです。

 

この経験から私は自身の能力の欠如を知り、弱者なりの戦い方を考える必要があると考えました。他の就活生がしていることを真似するのは簡単ですが、結局それでは強者が勝ち、弱者は負けます。野球で日本がアメリカの真似をして、ホームラン狙いでいっても勝てるでしょうか。勝てないから、足や小技を活かしたスモールベースボールに舵を切ったのです。自らが弱者だと認識しているのなら、弱者なりの戦いが方があるのです。

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3.人の真似をしない

自分と市場の現状を認識出来たら、次は狙う企業を考えます。何が何でもここに行きたいと考えている人は別として、特に志望企業が決まっていなければ、絶対に譲れないものを決め、そのうえで競争率の低いところを狙うのが効率的です。

 

私は譲れないところとして管理系職種、東証上場、市場での大きなシェアを譲れないポイントとしました。その上で、一般の人に知られておらず、競争率も低いBtoB企業を志望しました。また、志望学生の学部が限られると考え、職種は経理、財務にしました。

 

本当にそんな会社があるのかと驚かれる方もいるかもしれませんが、東証一部でニッチトップ製品を多く持ち、経理を募集しているにもかかわらず、説明会に私含め二人しかいない企業もありました。

 

日本には400万以上の会社が存在しています。検索のかけ方次第で、行きたい企業は必ず見つかります。

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4.終わりに-エピソードは今からでも作れる‐

就活生は面接中、国語の教科書を音読するような話し方になる人がほとんどです。私も就活序盤はそのような話し方をしていましたが、他の人が話しているのを聞いて疑問に感じました。

 

内容が全然頭に入ってこないのです。私だけかと思いましたが、面接官の人も興味がなさそうな顔をしていました。本来会話というのは話し方や間といったものが重要です。同じ話でも落語家さんによって味わいが違うのがその最たる例です。

 

大切なのは、面接官に話が伝わり、好印象を持ってもらい、一緒に働きたいと思ってもらえるかです。つまり自分の良さを最も面接官に伝えられる話し方を選ぶべきなのです。私は敬語を当然使いますが、先輩や先生と話すように自然な話し方を心掛けました。

 

この話し方で超人気大手企業の選考で通過もしてきたため、最低限の礼儀さえ守れば、問題ないと思います。

2017/04/15

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