面接で聞かれる“3大質問”簡単回答例【現在編：自己分析】

・「自分を何か（モノ、動物、色など）に例えてください」

質問の意図として、自分のことを理解できているか、思考が深いか、よく準備できているか、論理的に話せているかどうかなどを見られています。

・「あなたの尊敬する人を教えてください」
こちらもよくある質問ですが、答えはありません。ご家族、先輩、著名人、歴史上の人物など様々なケースが考えられますが、“誰なのか”が大切なのではなく、“なぜなのか”が大切です。

・「日頃読んでいる本や雑誌、新聞、利用しているアプリ、SNSツールなどを教えてください」
よく“時事ネタを聞かれることがあるから新聞を読んでおきなさい”と対策本にも書いていますが、こちらは何を読んでいるかが大切なのではなく、学ぶ姿勢や情報感度の高さなどを見ています。

ここで紹介した3つの３大質問のヒントは全て過去にあるということです。是非過去の自己分析から現在（今）に繋がっている強み、弱み、軸、価値観を固めてください。自ずと答えは出てきます。

こちらも鉄板で聞かれるものですが、うまく整理できていない就活生が大半と思います。具体的な判断軸は企業分析編でお伝えしますが、会社選びの軸は組織選びの軸とも言えます。実は皆さんは過去に多くの組織選びをしてきています。

大学選び、バイト選び、団体選び、サークル選び、友人選び、インターン選びなど就職活動を前にして自分なりに入る組織をなんとなくではあるものの、自分の判断で選んできています。自分の中で、何を大切にし、何を大切にしていないか取捨選択をしてきていると言っても過言ではありません。

よって、会社選びの軸で悩んでいる人はぜひ過去の組織選びの理由を整理してみましょう。人であったり、規模であったり、風土であったり、成長であったり、ビジョンだったりと自分が大切にしている軸がきっと見えてきます。

※詳しい企業の選び方は、別のコラムにて改めてお伝えします。

上記の会社選びの軸と重なる点はありますが、こちらは日頃大切にしている考えです。企業によっては価値観ではなく、こだわりや信念などという言葉で、皆さんの対自分、対課題、対他人に対する考えを聞いてきます。この価値観の形成のヒントも過去にあります。軸は組織選びを振り返ることで、見えてくるとアドバイスをしましたが、価値観については過去の対自分、対課題、対他人とどのように接してきたか、何を日頃大切にしているかという過去の日常にたくさんのヒントが隠れています。

例えば、常にどんな場所でも、“ありがとう”と言う感謝の気持ちを伝えることを大切にしているや、“すぐに否定に入らず、相手の意見を尊重する”や“2つの道があれば厳しい道を選択してきた”など過去の毎日の積み重ねから形成されています。

強み、弱みについては自分だけで整理することは難しいです。この強み、弱みが企業と合致したら良いというものではなく、自分のことをどれだけ深く理解できているかを見ています。特に自分の強みについてわかっていなければ売りポイントがないのと一緒なので、しっかりと整理する必要があります。

ポイントとして3つのことをやりましょう。

1.家族から聞く
やはりもっとも影響を受け、また自分のことをわかってくれている大半は家族の方になります。就活中はなかなか相談するのも変なプライドや恥ずかしさがあり聞きにくいかもしれませんが、自分のことを10数年見てくれている存在なので、しっかりヒアリングしましょう。

2.友達や先輩・後輩に聞く
今まで関わってきた先輩、同期、後輩などから最低5名からヒアリングしましょう。近い距離の人はもちろん少し遠い距離の方からも聞くと見えてくるでしょう。

3.分析ツールを活用する
多くの自己分析ツールがありますが、おすすめなのが“ストレングスファインダー”。自分の強みが非常によくわかる分析ツールになっていますので、是非1,2で自分の強みがまだわからないという人は利用してみましょう。