就活コラム

就活で小論文を書く時のコツ

2018/04/18

Column

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1ニュース選択とテーマ作成方法

小論文を書くときに気をつけておいた方がよい点をご説明しましたが、テーマや内容をどのように書けばよいのかわからないという人も多いと思います。その際は、まず志望企業の過去に出題された小論文に関する情報を収集してみましょう。最近は、多くの企業で小論文に関しても情報を公開しています。情報を集めたら、その小論文のテーマや内容に沿った小論文の書き方に関する参考書を2~3冊購入するとよいでしょう。小論文の参考書は、数多くありますので、実際に書店で中を確認してから、自分が使いやすそうなものを選ぶことがおすすめです。

 

小論文は、難しい理論を展開する必要はなく、自分らしい内容を正しい日本語で書けていれば問題ありません。まず、時間内に規定の文字数で文章をまとめることが大切ですので、文章を書くことが苦手な人は早めに練習しておくと安心ですね。

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2.誤字や脱字、書式の確認

「主語と述語のねじれ」という言葉を聞いたことはあっても、意識して文章を書けていますか?例えば、私は○○しますということを伝えたいときに、単文で書くときはめじれは起きません。「私は散歩します。」や「私の日課は散歩です」という文章を詳しく書こうとして「ねじれ」を引き起こしてしまうことがあります。

 

例えば「私の日課は公園を1周します。」という文章を読んで、何かちょっと違和感はないでしょうか?この時、主語は「日課」なので、述語が「します」ではおかしいからです。私は~~すると言いますが、日課は~~するではないですよね。このときは、「私の日課は公園を1周することです」というように「です」で終わらせる必要があります。

 

日本語は、外国の人から「主語がないことが多くてわかりにくい」と言われることも多いほど、わかるであろうと思う主語は省略して話したり書いたりしています。母国語だからこそ出来るという人が多く、「日本語の文法」として意識できている人はあまりいないかもしれません。ただ、文章のねじれは「正しく文章に意味を相手に伝えること」が出来なくなってしまうこともありますので、意識して正しい文法を使うようにしてください。

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3.主語と述語のねじれはないかどうかを確認!

テーマに沿った内容が思い浮かんだ際に、「起承転結」や「流れ」を頭の中で組み立てるだけでなく、「見出し」として3つから4つの段落にわけてみましょう。例えば、「最近気になったニュースに関して思うところを述べましょう」というお題が出たとします。その際に、企業の社風にあわせようとするよりも、まず自分の考えをまとめて書けるようになっておけるとよいでしょう。

 

方法はいくつかありますが、まず、気になったニュースを選択してその流れを作っていきます。その時に、「東京オリンピック」をシンプルに選んでももちろん大丈夫です。ただ、シンプルなテーマにすると反って文字数をたくさん書く自信がないという人は、いくつかのニュースを合体させてテーマを作ってもいいでしょう。例えば、「テレビやネットで最近、日本を訪れる海外旅行客が増えているニュースをよく見る。インバウンドという言葉も定着している。東京オリンピック開催も決定している。」という3つをまとめて「海外旅行客の増加に伴い、今、私たちが求められていること」とするのもよいでしょう。

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4.まとめ

就活の小論文は、400~800文字程度と比較的短めですが、書き慣れていないと時間内ギリギリになってしまうことがよくあります。けれども、3~5分は余裕を持って終わらせるようにしましょう。なぜなら、見直しの時間はどうしても確保したいからです。

 

誤字や脱字のない日本語の文章を書くということは、当たり前のように思われますが、簡単なことではありません。また、書式に指定がある場合は、その通りに書けているかどうかを確認する必要もあります。「です。ます。」調で統一することが、一般的ですが、敢えて「である」調を使ったときにはそれが統一できているのかもチェックしましょう。これらの確認は、最低3分は必要です。

 

文章の内容に自信が持てないという人にこそ、この確認作業はおすすめです。就活で、小論文を要求する企業は、その「内容」だけを見ているのではなく、「書き方」もチェックしています。ミスの少ない文章は、それだけ評価されるということにつながります。

2018/04/17

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