就活コラム

マーケティングの仕事を知りたい学生へ

2018/04/16

Column

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1.マーケティング職とは?

マーケティング職は、文系の学生が希望することが多いのですが、その仕事内容は文理双方の力を備えていないと難しいものがあります。例えば、グラフを正確に読むことができますか?メディアで扱われている情報であっても解析を間違えたまま流れているものは少なくありませんので、そのまま自分のプレゼン資料に引用すると間違った数字を根拠にしてしまうことになります。当然、結果としてそのプレゼンから商品を企画、開発してピーアールしても難しいことが出てくるでしょう。

 

正確な情報かどうかを見抜く目を持っているかどうかは、マーケティング職にとって大切なことです。客観的な視点で見られるツールを身につけている人物が、マーケティング職では必要とされていると言えます。また、プレゼンと言うと急に難しく考える人もいるかと思いますが、そうではありません。わかりやすく、人に「あ!良さそう!」と思ってもらえるように話をできることがプレゼンです。話が長くなりがちな人は、完結に話す練習もしておくといいですね。

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2.マーケティング職に必要とされる能力

マーケティング職につくために特に必須な資格はありませんが、おすすめの資格はいろいろあります。

 

・文部科学省認定統計士

・国際実務マーケティング協会認定マーケティング・ビジネス実務検定

・中小企業診断士協会認定中小企業診断士

・ネットマーケティング検定

・ウェブ解析士

・ウェブアナリスト

 

上記のような資格を取得していなかったとしても、マーケティング職は、数字に強い人を求める傾向にありますので、最低限の統計や解析などを読み取る力は必要です。また、パソコンスキルがあると、自分自身で解析をするときにも便利ですし、プレゼン資料もすぐに作成できますよね。マーケティング職を希望する人は、パソコンで一通りのスキルを身につけておきましょう。

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3.とっておくとよい資格!

マーケティング職に最低限必要とあれる能力は次のようなものです。

 

・情報収集と分析

様々な情報を収集し分析のうえ、「売れる商品」を考える仕事ですので「リサーチする力」が必要です。分析の上で商品化されたら、次は、成果をあげていきます。例えば、ターゲット業界の動向や市場の動きをリサーチして、商品が売れるためのプランをたてるといったことをしていくわけです。そして、このプランを実際に行ってみて、改善するべき点はどこかを見出し、より良い商品へと改善していくプロセスもマーケティング職の仕事になります。 このサイクルの繰り返しの中で、数字を成果としてあげていくことがマーケティングの流れとなります。

 

・プレゼン

コンセプトに沿った商品とそのピーアールについてプレゼン資料を準備していく力は必須です。社外でプレゼンをする前に、周囲を納得させられるプレゼンを社内で行い周囲に認められてようやく社外で行うようになります。しっかりしたプレゼンが出来るようになっても、実際に商品が世の中に出る量よりも企画段階でボツになる商品の数の方が多いので、社外で実際にプレゼンを行うよりも、頻度として社内でプレゼンを行うことが高くなります。社内の人々を納得させる為の資料やプレゼン作成は日常業務の中で大きなパーセンテージを占めます。プレゼン資料作成が苦手な人は在学中から練習しておく方がいいでしょう。

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4.まとめ

マーケティングとは一言で表すと「市場」なのですが、マーケティング職を希望するときに「市場」ってもうあるのではないか?と思ってしまう人もいると思います。確かに市場は昔からあります。けれども、その市場は何か新しい製品が生まれる度に、「その製品を含んだ市場」として生まれ変わる必要があります。ここで既存の市場の中に自社の製品が食い込むことができなければ「自社の新製品の市場がない」ということになってしまいます。

 

マーケティング職は、自社商品をアピールする役割を担うことになります。面接の際に「マーケティング部を希望します」というと「じゃ、試しにうちの商品のプレゼンしてみて」や「私に売り込みをしてもらえますか?」といった要望を出されてあたふたしてしまう人も少なくありません。まず、面接でこのように要求された際にとっさにプレゼンが出来る程度に希望する企業製品についてしっかり確認(マーケティング)しておきましょう。

2018/04/15

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