就活コラム

面接前に抑えておくべきよくある質問

2018/03/30

Column

01

1.自己PR・自己紹介について

【代表的な質問】

○現在の選考状況を教えてください

○他にどのような企業を受けていますか

 

【質問の意図】

面接官は応募者の企業選びの軸を知りたいと思っています。受けている企業を聞けば、その学生の企業選びの軸(基準)がわかります。一貫した軸に基いて企業を受けているかを確認しようとしています。

 

よくあるNG回答例が以下のようなものです。

「私は、全日空とトヨタ自動車とみずほ銀行とSONYを受けています。」このように「一貫した軸が示せない選考企業」を答えるのは良くないです。この例文のように答えると「とりあえず有名な企業だけを受けているのでは?」と思われ、マイナス評価をされてしまいます。

 

【面接での「他社の選考状況」の的確な伝え方】

他社の選考状況を質問された時の回答例を紹介します。

 

私は現在、航空業界を中心に就職活動をしております。中国留学で得たグローバルな経験をお客様の安全を守り、目的地へ使命感を持ってお届けすること、また、お客様だけでなく世界の文化、人々の想いを乗せて行き交う航空機に携わりたいと思い航空業界を中心に就職活動をしております。具体的には、○○エアラインが最終面接まで、△△航空が2次選考まで進んでおります。数々の航空会社の中でも、上海の大学で学んだ中国語を活かせると思い、アジアへの拠点を拡大されている御社に最も魅力を感じております。

 

いかがでしょうか?用意さえしておけば、この質問は何も怖くありません。自己分析と企業研究を行い、事前準備をしっかりすることで自信を持って面接に臨めます。

02

2.志望動機について

【代表的な質問】

○学生時代に力を入れた事は何ですか

○これまで経験の中で、誰にも負けない事は何ですか

 

【質問の意図】

応募者がこれまでの経験によって、何を得たのか、どのように成長したか、これからどんな可能性を持っているのかを面接官は知りたいと思っています。経験を述べた上で、それを今後どのように活かしていきたいかに繋げられるように考えてみましょう。

 

【面接での「これまで力を入れてきた事」の的確な伝え方】

①経験談だけでなく、「自分がどのように取り組んだか」というところまでイメージが伝わるようにしましょう。

②事実の羅列だけでなく、「なぜそれに取り組んだのか」「どのように考えたのか」など、自分の個性が伝わる内容にしましょう。

③アルバイトやサークル、留学などは、取り上げられやすいテーマなので、面接官の印象に残るような臨場感のあるエピソードを盛り込むよう心がけましょう。

03

3.これまで力を入れてきた事について

【代表的な質問】

○当社を希望した理由を教えてください

○当社の魅力とは何だと思いますが、またどのように活躍したいですか

 

【質問の意図】

「志望動機」を通して、企業が知ろうとしているのは、応募者の本気度です。リクルートの調査『就職白書』によれば、78%の企業が採用にあたり「企業への熱意」を重視すると回答しています。同調査で、「サークル・クラブ」を重視すると答えている企業は10%しかいなかったことを考えると、いかに企業が志望動機を重要視しているかがわかると思います。ですから、応募者はより説得力のある志望動機を伝えなくてはなりません。面接を受ける企業を良く研究し、自分の強みをその企業で活かせるということを伝えていきましょう。

 

【面接での志望動機の的確な伝え方】

具体的に話すには、

①〜に挑戦したいと思っており御社を志望いたしました

②なぜ〜に挑戦したいのかいうと、〜という経験をしてきたからです

③○○業界の中でも、御社は〜という点に力をいれているので、私の目指す~に力を入れられると考えました

 

上記の志望動機の中で、重要なのが「業界の中でなぜ御社なのか」という箇所です。ここを詳しく語ると、会社への強い志望度を伝えらます。その為には、業界研究をして、業界の中での志望企業の強み・特徴を探り、自分の挑戦したい事とその企業の特徴を結び付ける事が大切です。それができると、面接官を納得させられます。

04

4.他社の選考状況について

【代表的な質問】

○自己PRしてください

○自己紹介をしてください

 

【質問の意図】

この質問をする人事担当者の目的は2つあります。1つは『応募者がどのような人物なのか』を知るため、もう1つは『当社に入社後、どのような成果をもたらしてくれるだろうか』という事です。他者とは異なる自分の特徴を伝え、面接官に印象付けることが大切です。そのためには、事前に過去の経験やそこから見える強みなどを書き出し、自分の言葉として整理しておきます。面接官は何人もの自己PRを聞いていますので、ありきたりな内容では印象に残りません。自分の能力の根拠となる経験は具体的に話す必要があります。根拠となる経験を話す際には、「苦労したが、成功した」では面接官へは何も伝わりません。

 

【面接での自己PRの的確な伝え方】

具体的に話すには、

①大学時代、○○○という課題に取り組んだ

②課題を解決するためには、○○○が必要だと考えた

③そこで、〜という解決策を実行した

④その結果、〜という成果が出た

 

という順序で伝えると、体験談がわかりやすく伝わります。また自己PRや自己紹介を話す際には、表情や声のトーンも重要です。分かりやすくハキハキと、気持ちを込めて面接官の目を見て話ができるよう、コミュニケーション能力も審査されていると考えましょう。

2018/03/29

内定後の連絡の入れ方(辞退、お礼など)