就活コラム

面接後の「お礼メール」は効果的か?

2018/02/27

Column

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1.「お礼メール」を送らない方がいいとき

採用担当者も「お礼メール」のフォーマットやテンプレートがあることはもちろん知っています。だからこそ、社会人としてのメールのマナーであるフォーマットに沿わないメールの書き方で送られてきた場合には、より違和感を感じます。調べなかったのかという疑問も持ちます。そこで即、不採用ということには直結しないことが多いですが、送った側の名前はなんとなく記憶してしまいます。これは誤字や脱字も同じです。

 

また、テンプレートどおりのものをコピペは避けましょう。社会人であれば多くの文章のテンプレートがあることは知っていますので、コピペメールはあまり意味がありません。テンプレート自体を使うことには問題はそれほどありません。そこに自分の言葉を付け加えることが重要です。オリジナルの文章が入っていることで、熱意があるかどうかの判断基準のひとつとなります。また、志望順位の高さを表してくれる効果もあります。

 

同じ企業で働く仲間を採用する責任がある採用担当者は、肝心の場面で誤字や脱字をする人を採用するのかといったことも想像してみましょう。慌てて書き、見直しをする時間もなく送るのであれば「お礼メール」は送らないほうがいいでしょう。送る場合はマナーを守ったメールを心がけなければいけません。送るときは、面接を受けた当日に、しっかり自分の言葉を加えながらマナーを守って丁寧に書くことが大切です!

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2.説明会・面接・内定時に送るお礼メール

「宛名」

慣れてしまえば当たり前のことですが、送付先の宛名から書き始めます。いきなり内容から書き始めるのはマナー違反ですので宛名を必ず書く癖をつけておきましょう。このときに、必ず企業の正式名称、部署名、担当者名を記入する癖もつけてください。もし、企業から面接までの間にメールが届いていることがあれば、その送ってくれた人の署名を確認しましょう。そこに正式名称と部署名、担当者名が記載されています。前株や後株、部門の名前、名前の漢字変換などは、気をつけて書いても間違えてしまう可能性が高いので、最後に必ず確認が必要です。

 

「署名」

上から順に

・「大学・学部・学科・学年」を書き改行し、「氏名」を記入し、改行して「メールアドレス」を書きます。
・郵便番号
・住所
・携帯電話番号
・自宅電話番号(ある場合)

となります。
ここは間違えにくいと思いますが、漏れのないように書きましょう。

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3.お礼メールの宛名と署名

「お礼メール」が合否の中で良くない影響を与えるため、送らない方がいい時があるので注意してください。

 

例えば、ある大企業の面接前などの説明で「この後の面接に対するお礼メールは不要です」、「送らないでください」と話されることがあります。このときは本当に送らない方がいいでしょう。送ると最悪の場合「人の話を聞いていない」という評価を下され、悪い意味で合否に影響してしまいます。大企業の場合は、お礼メールが担当部署に殺到してしまい負担が大きいために送らないでほしいという考え方の担当部署もあります。特に、一次面接は大勢が受けていますのでメールは殺到しがちです。面接直後の段階で送る際には、説明会や面接での雰囲気を思い返しながら慎重に考えたほうがいいでしょう。

 

また、メールを送ってはいけないというわけではないですが、最終面接まで進んでいるときの「お礼メール」についても考えましょう。そこまで選考が進んでいるということは時間を割いてもらっている度合いが一次面接などとは大きく違い、先方の記憶にも残っていることが多いでしょう。社風や企業風土を考えて「お礼メール」を送るのか、お礼状として封書で送る方が好感を持たれるのか、選考が進んでいきそうであればあらかじめ調べておくことも大切です。

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4.まとめ

説明会参加直後からお礼メールを送ります。面接の後に送る場合はなるべく早く送りましょう。一番よいのは面接当日に送ることです。遅くとも翌日の午前中には送っておきましょう。

 

その際に、気をつけておきたいポイントを下記で確認してください。

・就職活動で使うアドレスは統一しましょう。

 

・送信先は一番最後に入力する癖をつけておきましょう。内容や送信に用いるアドレスを確認不足のままでうっかり送ってしまうというミスを防ぐことができます。

 

・メールの本文の前に、件名は「メールの内容のタイトル」と「大学・学部・学科」、「自分の名前」を記入します。面接のお礼という件名だけでなく「本日(○月○日)面接のお礼」と書いておくと受け取った側もわかりやすくなります。翌日に送る場合は「昨日(○月○日)面接のお礼」としてください。

 

・採用担当用に作成されているアドレスへ送ることが多いと思いますが、採用担当面接官のメールアドレスが記載されていて特に指定されていない場合は、そのアドレスに送っても問題ありません。また、選考が進み面接官からアドレスを教えてもらう人も出てきます。その際はその面接官へお礼メールを送りましょう。

2018/02/26

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