就活コラム

校正の仕事を知りたい、やってみたい方へ

2018/02/07

Column

01

1.校正の内容は出版物によって全然違う!?

私自身、転職を通じてこのことを一番実感しました。例えば、文章がメインの紙面の校正の場合、自分の机の上に辞書が最低3冊はないと、仕事になりませんでした。文字の量が多く読み進めるのは大変ですが、文章の表現の仕方を自分なりに楽しめるので、その点は面白いと思います。

 

一方、画像がメインの紙面の校正の場合、いかに本物の画像に近づけるか、いかにイメージ画像で購買欲を高めることができるか、ということが最重要課題になります。なので、文字量は必然的に必要最小限となります。だから読む量は、少なくてすみます。

 

ただそれ故に、文字のミスをしてしまうと、更に致命的になります。またこちらの画像がメインの校正の場合、例えば紙面には「赤・青・黄色」と書かれているのに、実際の画像の並びが「黄色・赤・青」ならば、それも校正する必要があります。つまり文字だけではなく、文字と画像の差異もチェックしなければなりません。私はこの校正に慣れるまでは、この差異を見つけるのが不得手だったように思います。

02

2.校正のやりとりも出版物で全然違う!?

分かりやすいように、校正を「文章がメインの校正」と「画像がメインの校正」に分けます。 まず「文章がメインの校正」ですが、各々で行った校正を更にまとめる立場の人がいるので、基本、その人とのやりとりだけになります。一方、「画像がメインの校正」の場合、かなりやりとりが複雑になります。画像の色を修正する場合・画像自体を修正する場合・画像を差し替える場合によって、やりとりする人が異なります。

 

「画像がメインの校正」の場合、文章量が少ない反面、私はこれが流れを理解するまでで一番大変なことでした。因みに「画像」と書いていますが、これがイラストの場合と写真の場合では、画像の色を修正するとき、対応する人が異なる場合もあるので、これも慣れるまでは自分だけで判断することが、少し大変かもしれません。

03

3.文字の校正記号も違う!?

校正には校正を指示するための「校正記号」があります。正直私は校正記号をちゃんと学校で学んだ訳ではありません。現場で覚えました。なので「校正記号」ですから、句読点や鍵カッコ同様、共通かと勝手に思い込んでいました。

 

しかしいざ転職してみると、以前の会社で教えられた校正記号で使用されていないものがあったり、逆に、転職先で新たな校正記号を教えて貰うことなどがありました。だから「校正記号ってどこ同じじゃないんだ~」と非常に驚きました。ただ、あくまで細かな記号のみが少し異なるレベルで、大筋は同じです。なので、「じゃあ、転職の度に校正記号を覚えないといけないの!?」という訳ではありませんので、ご心配なく。

 

また、校正指示を記入する場所を文章がメインの校正の場合、校正を指示する文字の近くでするように言われますが、画像がメインの校正の場合、なるべく周囲の余白に書くように言われます。これは画像の修正指示も一緒にする関係上、修正が結構多いので、修正のチェック漏れを防ぐためにそのようにするのですが、こちらも慣れるまでは違和感を感じながら対応していました。

04

4.でも校正は、地味だけど面白い!

なんだかんだで私はこの職種には通算で10年ほどお世話になっています。多分私がこの仕事を辞められない一番の理由は、とにかく面白いからです。 

 

では何が面白いのかと言えば、私にとって一番面白いのは、世の中に印刷物として出る直前に、誰にも見つけられなかった間違いを見つけた時。私にはあの達成感は何物にも代えがたいです。あと印刷物を実際に手にして見たときの「私もこれに関わっているし♪」の誇らしさも、また特別なものがあります。更にそれを楽しそうに見ている人をみると、本当に「この仕事をやっててよかったなぁ」とつくづく思います。

 

校正は確かに黙々と仕事を進めるので、地味だとは思います。しかしお客様からの要望に応えて画像をうまく差し替えたときに感謝されたり、印刷前に間違いに気付いて社内で感謝されたり、自分が関わった紙面の売り上げが良かったりして、脚光を浴びることも多々あります! だから私にとって校正は、地味かもしれないけれど本当に面白い仕事です。もしこれをきっかけに、校正に興味を持っていただければ幸いです。 

2018/02/06

就活は嘘つき大会なのか