就活コラム

プレミアムフライデーで私たちにメリットはあるのか

2018/01/10

Column

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1.私とプレミアムフライデー

誰もが「月末の金曜日に、日常よりも少し豊かな時間を過ごせる」ような取り組みをするという主旨から始まった、プレミアムフライデー。 プレミアムフライデーが始まった当初は、確かに私の職場でも話題に上っていました。ただ最近は正直、「プレミアムフライデーってあったよね?」くらいのものになっています。

 

プレミアムフライデーが始まってまだ1年未満。もう半年以上。今月のプレミアムフライデーでも、ロゴ入りマークの旗が街中で虚しくたなびいているだけなのか、「買物・家族との時間など、多くの方が”生活の豊かさ”や”幸せ”を感じられ」ているのか、注視してみます。

 

最後に「プレミアムフライデーとは何だったのか?」これに対する個人的な感想は、「絵にすら描けていない餅」ではないかと思っています。ただまだ「絵にすら描けていない餅」なら、まずは絵を描くこと。本当の評価はそこから始まるのです。考えようによっては、プレミアムフライデーの開始からまだ1年も経っていません。まずはどこから餅の描くのか。餅の絵すら描けていない今ならまだ方向性を修正することだって可能です。これからどんなに美味しそうな餅が描かれるのか、きちんと見守っていきたいと思います。

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2.プレミアムフライデーとハロウィン

プレミアムフライデーの開始からもうすぐ1年が経とうとしています。しかしプレミアムフライデーは定着していると言えるでしょうか。私には定着どころか、忘れられつつある感が否めません。

 

しかし一方で、まだ1年も経っていないという考え方があります。例えば経産省のホームページによると、プレミアムフライデーは「月末金曜日を核とし、金曜日から日曜日の3日間とするなど、柔軟に設定」とあります。

 

正直「月末金曜日を核とする?」という疑問は否めませんが、柔軟な考え方とハロウィン市場のように地道に育てていく土壌があれば、もしかするとプレミアムフライデーもその裾野を広げることができるのかもしれません。

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3.プレミアムフライデー開始から…

このプレミアムフライデーのことを考えるといつも真っ先に思い浮かぶのが、ハロウィンです。ハロウィンは今、100円均一のお店でもグッズが売られるほど認知度が上がっています。10月21日(土)の電子版の日本経済新聞によると、「国内の市場規模は直近4年で倍に成長し、バレンタイン市場に迫る勢い。消費を刺激する効果への期待は大きくなっている」と掲載されている程です。

 

しかし私が高校生だった数十年前は、ハロウィンと言えば、友だちとカボチャのケーキやお菓子を持ち寄って放課後に食べるのが“ハロウィン”でした。それが今や、この盛り上がり。 ただここまで市場が拡大した背景には、知名度をあげるまで、地道にブレることなくコツコツと市場を広げていったことが成功の要因の一つになっているのではないでしょうか。

 

では一方のプレミアムフライデーですが、ハロウィン市場のような“姿勢”は整っているのでしょうか?私にはその体制が整っているとは、とても思えないのです。

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4.プレミアムフライデーとは一体何か?

まず私に関して言えば、経産省が掲げているような「個人が幸せや楽しさを感じられる体験(買物や家族との外食、観光等)や、そのための時間」は一度も持てていません。 そもそも今まで数社程勤務させていただいていますが、業種は違えど共通して金曜日は忙しく、早退すら数十年の社会人経験の中で一度しかしていません。

 

私の家族も金曜日に早退をしたことは殆どないですし、私の社会人知人たちも「週末はただでさえ忙しいし、しかも月末の金曜日に早退なんて絶対無理!」と言っています。どうにか頑張ってプレミアムフライデーから受けた恩恵はないかと探しても、月末の週に使える100円チケットを貰ったことが6月に1度だけあるのですが、それくらいしか思いつきません。

 

ただその100円チケットは、毎月の祝日に合わせて配布しています。例えば10月なら体育の日がある前の週に貰えるので、おそらく6月は祝日がないからボーナスや給料との兼ね合いから月末の週に配布したのではないか、というのが正直な感想ではあります。よってあくまで私に関してではありますが、プレミアムフライデーが始まってから一度も、その恩恵を受けたことがない、と思っています。

2018/01/09

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