介護職、未経験からの転職に役立つポイント

求人を選ぶ時、未経験の場合希望している業界について分からない事も多いので、何を基準に選べばいいかわからず、難しく感じるかもしれません。介護職は求人数が多く、未経験から募集している企業の求人も多くあります。

介護職未経験の方が求人を選ぶコツとしては、新しく出来る施設のオープニングスタッフの募集は、採用枠も多く狙い目です。介護職経験があっても前からある施設への入社は、慣れるまで時間がかかります。介護職は、チームワークが必要な職場であり、個人で行う業務は少ないです。その為、前からいるスタッフ同士は仲も良く、最初は入りずらいと感じるかもしれません。オープニングスタッフだと経験のある人もそうでない人も、施設を作っていく意味ではスタートラインが同じなので、仕事もやりやすいです。又、施設を作り上げていく面白さは、オープニングスタッフにしか味わえない経験であり、勉強にもなります。

二つ目に、勤続年数や能力によって給料が上がるキャリアアップ制度がある企業や、研修や勉強会を積極的に行っている将来性のある企業を選ぶと良いです。介護職の給料は、施設によってかなり違うので、自身のモチベーションをアップさせる為にも企業選びは重要です。企業の求人だけではなく、HPを見たり、施設見学に行き、企業について事前に調べると良いでしょう。

三つ目に、介護職専門の転職サイトへの登録をお勧めします。登録すると、非公開求人が優先的に見れたり、様々なサービスやサポートを受ける事が出来ます。

介護職への未経験からの転職は、面接が重要になります。経験がない分、面接で自分自身の良さをアピールし、一緒に働きたいと思ってもらえる様にしましょう。アピールポイントは人によって違いますが、専門的な技術以外での介護職に必要とされるスキルからヒントを得ると良いです。

介護職に必要なスキルの一つ目としてコミュニケーション能力の高さが挙げられます。利用者の方とお話しする機会が多いので、社交的で明るい方や、前職が人と接する仕事の方にはアピールポイントとしてお勧めです。前職の経験や、自分自身の性格を交えて話すと分かりやすいです。

二つ目に、体力面が挙げられます。介護職は、利用者の方を介助する事が多く、仕事内容も動く仕事が大半を占めているので、体力がないと務まらない仕事です。前職が立ち仕事であったり、体力に自身がある方は、アピールしやすいと思います。

三つ目に、協調性があり、チームでの仕事が得意な人は、アピールすると良いです。チームで仕事する事が多いので、チームの中で自分がどの様な役割が得意なのかをアピールすると効果的です。

入社して仕事にも慣れてくると、会社の戦力になり、会社に必要とされる存在になりたいと意欲が湧いて来る方も多いでしょう。

仕事のスキルアップの一つとして、介助技術のスキルを磨く事が挙げられます。利用者の方の介助は、排泄時、入浴時、外出時など日常で頻繁に行われます。行われる回数が多い分、間違った方法で介助してしまうと身体を痛める原因になってしまいます。又、間違った介助方法を覚えると、癖になり、直すのにも時間がかかってしまいます。なるべく最初のうちに、正しい介助技術を習得するのが好ましいです。一緒に行うスタッフが安心出来、利用者の方にまた介助をお願いしたいと思ってもらえる様に技術習得に励みましょう。

次に、介護記録や介護プランの作成などの記入の仕事の効率をアップさせる事も挙げられます。介護職の仕事の中で記入の仕事は、他の仕事とは種類の異なる仕事になるので、苦手に感じる方もいるかもしれません。記入に大切なのは、難しい技術ではなく、他のスタッフが読んでも分かりやすく書く事です。分かりやすく書く為には、長々とは書かずに簡潔に伝えたい事だけを書く事が大切です。慣れもありますので、分かりやすさを意識しながら出来るだけ短時間で書く様にしましょう。

仕事のスキルアップには、時間をかけ、勉強していく必要があります。忙しい仕事の中で、勉強する事は大変に感じるかもしれません。出来る範囲で、少しずつ勉強していきましょう。スキルを上げると、仕事がスムーズに行いやすくなり、自分自身にとっても、スタッフや施設にとってもプラスに働きます。

未経験からの介護職への転職の際のポイントや仕事のスキルアップのポイントを紹介致しました。

介護職は、高齢化などの理由から人手不足であり、未経験でも転職しやすい職種です。老人の方に尊敬を持ち、相手の立場になって物事を考えられる人であれば、年齢問わず、是非挑戦してほしい仕事です。

介護士をしていると、貴重なお話しを聞ける事も沢山あります。重労働であり、大変な事も沢山ありますが、やりがいや喜びも沢山感じられる仕事です。働く場所も、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、デイケア・デイサービス、訪問介護、病院など色々あります。これからも高齢化は進み、介護士は必要になります。年配の方への感謝の気持ちを忘れず、沢山の人が介護士を目指す社会になってほしいです。