就活コラム

エアライン業界のキャリアパス制度を紹介!

2017/11/14

Column

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1.キャビンアテンダントのキャリアパスについて

総合職として入社すると、最初は整備現業に配置され現場でしか味わう事ができない知識、経験を積むことからキャリアがスタートします。その後、入社3年目頃以降からエアラインエンジニアとして、航空機整備業務の全般(品質保証・生産計画・総務企画・整備技術・運航技術・教育訓練・整備現業)を担う仕事に就きます。

 

またそれ以外にも、航空機エンジン、部品メーカーへの出向などがあります。入社5年目頃以降には、航空機の品質チェックを行う検査のためボーイングやエアバスなどアメリカやヨーロッパの航空機製造メーカーへ、一定期間赴くチャンスもあります。海外の航空機製造メーカーと折衝する際には、英語でコミュニケーションを取ることが求められているので英語力は必須です。入社11年目以降は、これまでの経験をもとにマネジメント職としてグループを取りまとめる現場監督としての仕事がメインになります。

 

以上、エアラインの様々な職種についてのキャリアパスをご紹介いたしました。エアライン業界では柔軟な思考力と果敢に挑戦できる人を求めています。今後、エアラインへの就職活動をされる方は、各エアラインの研究をした上で「入社したらこんなことをやってみたい。」というビジョンをはっきりと述べられる準備をしておきましょう。

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2.グランドスタッフのキャリアパスについて

総合職として入社すると、最初は空港をはじめとする接客部門に配置され、航空会社が大切にしているお客様満足を高める意識を培う事からキャリアがスタートします。そしてその後入社10年目頃までにジョブローテーションにより複数の部署を経験し、専門性を磨いていきます。

 

総合職の仕事は非常に幅広く、新規路線の検討から、飛行機の座席仕様、機内食に至るまで、国際路線に関わる事業企画に取り組んだり、大型機ともなれば1機数百億円にものぼる航空機の購入・契約管理や航空機メーカーとの交渉に臨むといった業務もあります。また、この期間に、海外実務研修員として海外赴任も経験します。入社11年目以降は、これまでの経験をもとにマネジメント職への昇格が期待されます。

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3.総合職事務系のキャリアパスについて

入社3年目頃までは、旅客サービス部門とオペレーション業務の基本的な業務の習得をする時期です。ちなみにオペレーション業務とは、飛行機が安全かつ定時に出発・到着するために必要な、お客様に関係する調整業務を指します。オペレーション配属期間中に、運航管理者の国家資格を取得が必要になります。入社5年目頃には各業務の専門性を深めるリーダー職へ昇格します。女性が多い職場なので産前産後休暇、育児休暇から職場復帰される方が多く、ママさんグランドスタッフも沢山在籍しています。

 

入社10年目頃にはチーフとなり航務の業務を担当します。航務とは安全運航を支える一員であり、パイロットに気象報や航空機の重量・重心位置等の情報提供を行う役割を担っています。入社15年目にはアシスタントマネジャーとして空港運営全般に関わる知識、スキルを基に、国内だけでなく海外の空港の基幹ポストでの勤務をするといったキャリアを着実に高めるフィールドがあります。

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4.総合職技術系のキャリアパスについて

国内線小型機を所有するエアラインの場合、入社2年目~5年目頃に先任客室乗務員になる資格試験を受けてステップアップすることができます。国際線大型機を所有するエアラインの場合、入社10年~12年目頃に先任客室乗務員の資格に挑戦することができます。先任客室乗務員とは、機内サービスの責任者で一番前に座り、主な機内アナウンスも担当します。その後、定年の60才までずっと飛び続ける人もいますし、中には管理職になって、マネージャー、教官、部長とキャリアアップしていく人もいます。客室乗務員から役員になった人もいます。

 

また、育児休暇について、大手エアラインでは最長で3年取得できる育児休職制度のほか、 突発的な子どもの病気の時などに取得できる看護休暇制度や、未就学児をもつキャビンアテンダントに対して深夜業を免除する制度などがあります。 同制度では宿泊を伴う勤務がないため、育児中のキャビンアテンダントに特に喜ばれているそうです。女性に長く安心して働いてもらえるように、中長期的な視点で人材を育成しているのが特徴です。

2017/11/13

エアライン業界のエントリーシートの書き方、アプローチ方法