就活コラム

グループディスカッションの苦手を克服するたった1つのコツ

2017/09/06

Column

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1. グループディスカッションの判断基準は「合うか合わないか」

【司会】チームの意見をまとめながら、議論をスムーズに進める役割

必要なスキル:まとめる力・聞く力・常に対等な立場にたち、中立的に考える力

こんな人にオススメ:みんなの前に立って、引っ張っていくことが得意な人。
注意点:司会進行役になる人で、時折いるのが「俺について来い!」タイプ。グループディスカッションを行う中で司会に求められるのは、あくまでも議論を「進行させること」だということを忘れないようにしましょう。

 

【タイムキーパー】議論内の時間配分を気にしながら、時間内に話し合いを終わらせるための時間管理をする役割

必要スキル:管理能力・聞く力・計画力
こんな人にオススメ:予定を立てるのが得意な人
注意点:タイムキーパーである以上、当たり前のことですが、きちんと時間配分を気にしながら、最終的にきちんと結論までたどり着けるように管理をしましょう。意見を出すことに必死になって、気づいたらあと5分しかないという事のないように、「あと何分ですので、そろそろまとめましょう」など声かけをしていきましょう。

 

【書記】出された意見を紙にまとめる役割

必要スキル:要点を汲み取る力・聞く力
こんな人にオススメ:ノートにまとめるのが得意な人
注意点:みんなが言っている意見を書いてまとめるということは、必然的に自分の意見を述べる機会が減ります。しかし、その分、書記の人は「話の流れを最も理解している人」ということでもあります。書きながら、軸がずれていると感じたときは、軌道修正を行うことも大切な役割です。

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2. 知っておくべき!グループディスカッションの代表的な役割3つ!

しかし、全員が上の3つの役割を割り当てられるわけではありません。実は、私もまったくと言っていいほど、上の役割に手を挙げたことはありませんでした。(誰もやる人がいないから、、、というパターンはありましたが。)では、どうやってグループディスカッションに合格していたのか。私は「監視」をやっていました。

 

【監視】とにかく人の話をよく聞き、話の軸がずれていないかをチェック。軌道修正を行う。

必要スキル:聞く力・軸に沿って考える力(論理性)
こんな人にオススメ:人の話を聞くのが得意な人。
注意点:グループディスカッションの中で議論が白熱することはよくあります。しかし、そんな時にも話が軸からずれていないかを冷静に判断していくことが大切です。また、軸がずれているというアドバイスをするだけでなく、「何がどうずれているのか」明確に説明することを意識することが大切です。

 

もちろん、他にもクリエイティブなアイデアを出すアイデアマンや、発表をするプレゼンター、話しやすい雰囲気づくりをするムードメーカーなど様々な重要な役割があると思います。

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3. 司会、書記、タイムキーパーでなかった私がなぜ苦手を克服できたのか

では、結局何の役割が一番有利なのでしょうか。書記はデメリットが多い、タイムキーパーは楽だ。出来るだけ司会をしたほうが良い。など様々な意見を聞きます。しかし、結局、私は「自分に一番合うものをやるべき」であると思います。理由は簡単。それが一番、自分らしさが出るし、得意だからです。そして、リーダー気質の人が欲しい会社もあれば、書記が上手い人が欲しい会社もあるからです。

 

一番最初にも述べた通り、初段階で行われるグループディスカッションはスクリーニングが多く、「合うか、合わないか」で判断されます。例えもし、普段はリーダーをやらないようなタイプの人が、グループディスカッションでリーダーを担って通過し、最終的に内定を貰ったとしても、いざ働いてみたら社風と全然合わなくて苦労するでしょう(新しい自分に挑戦したい!という思いなら別ですが)。就活のゴールは決して、内定を貰うことではないのです。

 

ここまで読んで、「自分に何が合うのかなんて分からない」「得意なことなんてなにもない」という人。私もそうでした。そういう人はまず、「話している人の意見を一生懸命聞く」ということから意識してみてください。実際に、上記に説明した役職全てに共通して「聞く力」が求められます。相手が話しているときに、真剣に聞きながら頷いてあげるだけでも、話しやすい環境を作ることもできます。

 

またそれ以上に、いろいろな他人の行動や発言を客観的に見ることで、自分はどのタイプなのか見えてきます。実は私も、最初は自分がアイデアマンだと思っていたけれど、一度客観的に見たことがきっかけで監視に徹するようになりました。

 

そして、そこからグループディスカッションが必ず通るようになったんです。出来すぎた話のように聞こえるかもしれませんが、自分に最適な役割を見つけられればグループディスカッション通過は決してとんでもなく難しいものではないのです。苦手を克服することは、ちょっと視点を変えるだけで可能です。

 

自分を活かせる、あなたにとって納得のいく就職活動になるよう祈っています!Good luck!

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4. 「苦手だ!」という人でも、すぐにできる通過への近道

そもそも、グループディスカッションは何の為に行われているのでしょうか。ちなみに、多くの企業ではグループディスカッションはエントリーシート通過後、一次面接前に行われます。そしてその目的の多くがスクリーニングであると言われています。つまり、良い人を通すというよりも、会社の雰囲気や社員に合わない人などマイナス要素が大きい人を削るためのものなのです。

 

ただし、採用プロセスの後半(二次選考後など)にグループディスカッションが行われることも稀にあります。この場合はすでにいくつかの面接をクリアしてきた人達なので、スクリーニングというよりも、チームの関り方(コミュニケーション能力)、物事の考え方など本人の能力を見て、良い人を探す目的という可能性も大きいでしょう。

 

ここでは、あくまでもスクリーニングを目的に行われるグループディスカッションで必要とされる役割、また注意点について紹介します!

2017/09/04

ブラック企業と新卒採用で思われないために