就活コラム

ブラック企業だった内定先の対処法

2017/09/01

Column

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1. 本当にブラック企業なのか

「入社したら最低でも3年は続けなさい」などという人もいますが、これを全てうのみにする必要もありません。ブラック企業で多くのストレスを抱えながら、嫌なのに無理に3年働く必要があるのか、など疑問は絶えませんが、割と信仰されています。一部では理解できる部分もありますが、このような記事を熱心に見るような方でしたら、後押しが欲しいと思いますので、お世話になる予定だった会社に迷惑をかけずに(無断・サイレント辞退ではなく、丁重に辞退連絡をしましょう)、内定辞退することも一つの手段です。

 

1つ目の理由は現在売り手市場であるから。おそらく東京五輪のある2020年までは売り手市場が続くと言われています。来年から働くと3年後には2021年。その時には、それまでの反動から、就活不況が訪れているかもしれません。

 

2つ目はAIの台頭です。近い将来、単純なルーティン作業はAIに駆逐されると言われています。明治維新や終戦時のような歴史的なパラダイムが起こるのです。今まで持っていたような価値観が180度ひっくり返るような時代がやってきます。ブラック企業でそのような時代に備える貴重な時間を浪費するのではなく、早くAIに負けないような分野の能力を高める必要があるのです。

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2. 内定を取り消してもらう

先ほどは熱意を持って働くべきだと言いましたが、最終目標があるなら、仕事は夢を実現するための手段と考え、あえてドライに働くこともありです。私の知っている人は、嫌な上司に耐えながらも、会計士試験に合格しすぐに会社を辞めました。将来投資だけで生きていくために、金だけを目的に働く、個人で事業を行うために、働きながら人脈やノウハウを得る、なども考えられます。

 

ブラック企業がつらいのは、会社にいいように使われるからです。将来に思いをはせ、必要なものを得るために会社をいいように使い倒せば、人生に自己決定感が生まれ、つらさも多少緩和されます。入社してから、すばやく得たいものを得られれば、すぐに辞めて次の夢に向かいましょう。

 

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3. ドライに働く

あなたはその会社がブラック企業だと、どうして思ったのでしょうか。多くがインターネットの口コミサイトではないでしょうか。テレビへの苦情やSNSでの炎上のように、現代は些細なことが大きくなる時代です。言葉に惑わされるのではなく、その理由、情報源、信憑性を調べてみましょう。あなたの考えるブラック企業の定義と異なる場合があります。

 

私の知り合いにブラック企業に勤めていた人がいました。毎日苦しくて早く辞めたいと思っていたそうですが、社内には毎日本当に幸せそうに働いていた人がいたそうです。

大事なのはあなたが本当に許せないことをその会社が行っているのかどうか。仕事である以上、苦しさや辛さはあります。自分をしっかり持ちましょう。

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4. ブラック企業を辞めるタイミング

あまりお勧めはしませんが、本気で行きたくないのなら内定を取り消してもらったほうが良いでしょう。嫌々会社に入って、「自分はこの会社に来てやったんだ」という態度を見せる人がたまにいますが、ハッキリ言ってそんな人はいりません。嫌々働くことは、お互いにとって、メリットはありません。

京セラの経営哲学で、「仕事の結果=考え方×熱意×能力」というものがあります。この式に当てはめれば、能力が高くても、熱意がマイナスなら仕事の結果も大きくマイナスになります。それに、そのような人は大概自分で想っているほど能力が高くないものです。

2017/08/31

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