就活コラム

面接のとき、経歴をうまく話せない人が見るべき攻略法【前編】

2017/08/04

Column

01

1.自分の今までの経歴を箇条書きにする

自分の今までの経歴を考えて、そして箇条書きにしてみましょう。一つ一つを長く書く必要はありません。面接時には、あまり長く話す時間はないからです。また一つ一つを長文にすると、伝えたいことがぼやけてしまいます。メモ程度に抑え、簡潔かつ明確に伝えられるように作成してみましょう。

 

一つのアルバイトで様々なことをしたのであれば、枝番をつけます。例えば1-①、②、③のように、1は会社名やタイトル名(例:家庭教師、営業など)で①②③はそれぞれの仕事の内容という風にします。1項目1行という風にリストしていくと頭の中の整理ができます。自分の経歴をしっかり理解することにもつながります。

私の場合を例として挙げると、英語の講師をしていた時のことをリストします。1は英語講師、①はTOEIC対策、②工業英語、③初心者向け英語。また、海外営業をしていた時は、2は海外営業、①顧客との折衝、a. 金額の見積作成、b. 納期の交渉、c. 支払い方法、②社内調整、a. 納期の交渉、b. 出荷手配依頼、c. 輸出書類(インボイス、パッキングリストなど)作成です。自分の仕事を細分化しておくと、希望の職種との共通性を見つける手助けになります。

02

2.それぞれの仕事でどんなスキルが身についたかを書き留める

先にあげた職種のリストから、自分が得た経験やスキルを箇条書きにします。どうやってそのスキルが身についたのか?スキルを取得した結果、どういうことが起こったのかを書き留めてみましょう。

 

一覧表にしてもいいかもしれません。縦の欄には職種や仕事のタイトル、横の欄には、仕事の内容、経験、スキルとかを簡潔に書きだしましょう。例えば、上記の私のケースでは、英語講師:①はTOEIC対策、②工業英語、③初心者向け英語です。それぞれに経験とスキルを追加します。

 

①の欄には企業内の講師として定時後に週2回、2時間を10人のクラス、英語が苦手な中間管理職の生徒さんたち。TOEIC対策の学習としてのヒントを徹底して覚えてもらい、毎回ミニテストをし、生徒さん自身が解答と解説ができるように指導。2年間で、最終的に80%が合格した。

 

②理系の大学生徒80人を週1回90分のコースで、基礎英語からマニュアルの読み方、英文の書き方を教えた。クラスで寝る生徒は全く出ず、むしろクラスで積極的に発言をするようになった。

 

③個人レッスン:基礎の文型と品詞の説明を行い、文章を作ったり、英文を解体し文型の構造を理解してもらった。最終的には一人で旅行に行けるようになった。セミナー:自己紹介などスピーキングについての精神的なブロック解除をしつつ、文法的解釈をしながら「自分は何?」を端的に表せるよう指導。その延長に自分の趣味や興味があるので、それを英語で説明できるよう考え始めた。

 

などと自分の経験を語り、そこでの成果を説明します。

03

3.希望する職種を分解してみる

どういうお仕事がしたいのかを具体的に考えてみましょう。またどうしてそのお仕事がしたいのか、それによって得られる経験やスキルは何だと思うかを箇条書きにしてみましょう。できるだけたくさん出してみれば、その分今までの経歴の中から共通するものがあるかもしれません。できるだけ簡潔にまとめるよう努めてみましょう。

 

例えば、希望職種をスターバックスの店員さん、とします。店員の仕事ですることと言えば、接客です。丁寧に、且つ素早く仕事を行うこと。またお客様のニーズにお応えするために柔軟に対応できること。なぜこのお仕事をしたいのか、というと、まずマニュアルがきちんとあること、しっかりとした教育制度があることで、初めてでも安心。

 

さらに、お客様の数がとても多く、常に満席であるので、暇な時間はなく、効率よくお仕事をしなくてはいけない。そして様々なお客様がいらしてその都度柔軟に対応しなければならないこと。スキルとしては、基本を覚えたうえで、お客様のニーズに合わせて、柔軟にそして素早く対応することができることです。

 

スターバックスのようなチェーン店には「神」対応のできる店員さんが多いように思います。こういう人たちを見て、自分を磨く、「切磋琢磨」することができる貴重なアルバイトでしょう。

2017/08/03

効率の良い企業研究のやり方とは!役立つツール5選!