就活コラム

転職経験者が語る中途採用における転職活動の心がけ -其の壱-

2017/06/25

Column

01

1.現職中と離職中ではどちらがベストな転職活動の進め方なのか

私は、人材紹介転職アドバイザーとして年に数百人の転職希望者の方々とお会いさせて頂いております。そんな転職希望の求職者の方々も十人十色ですので、その求職者の成功例、失敗例などを交えながらベストな転職活動について解説していきたいと思います。

 

一般的には現職中の方が企業受けも良かったり、次の仕事が決まってから退職する方が何かとリスクも少ないので、転職パターンとしては現職中に次の職場を見つける方の方が圧倒的に多いです。しかしながら、なんらかのやむを得ない事情のために会社を辞めて転職活動に専念する方もおります。その方々のスケジューリングとしてはどのようなパターンが多いのかを紹介します。

 

ひとえに離職中の方の転職活動期間は非常に短いと言え、次の職場を早急に探す必要性が大きいのが一つの要因です。その場合、給料や条件面においても多少の妥協は必要になってきます。就業確保というプライオリティがなるべく早く内定を終わらせること、そして少しでも無職の期間を短く設定する事など切実な背景が存在します。

 

人それぞれではありますが、雇用保険の失業手当も待機期間があったり、受給期間にもばらつきがある為、早急に転職活動を切り上げる必要が多いことがあげられます。離職中の方の転職活動期間は大体1か月から3か月といった、転職経験者の方の意見が大半を占めます。

 

離職してからの転職活動のメリットとしては、いつでも面接が組めるといったことくらいで、このあたりからも転職活動は短くなる傾向にあるようです。

02

2.転職を決意してから取り組むこと(情報収集)

一方、現職中の方の転職活動期間はというと、転職を決意してから実際に職場を移るまでは大体1か月半から6か月程度の方が多いのです。その場合は応募企業の選定や、内定をもらったからといって条件が希望と乖離する場合などは辞退することもある事でしょう。そうです、転職活動期間や転職活動の進め方において離職してからの転職と現職中の場合の転職活動は、「ゆとりを持った転職活動が出来るかどうか」が大きく異なってまいります。

 

転職を決意して先の事を考えず、転職活動に専念したいからと安易に決断したがために、希望と違う会社に転職する事となってしまい、早期のうちに再び転職をすることになってしまう転職経験者もいるくらいです。出来れば次の転職先が決定してから退職をする、現職中の転職活動の方がベストな転職活動の進め方になるのかもしれません。

03

3.転職サイトの活用について

まず、転職を決意してから最初にすることといえば、情報収集という事になるでしょう。その場合、各種転職サイトに登録をしてみたり、世の中にどんな求人があるのかなどの情報を仕入れるところからスタートをする場合がほとんどです。過去に転職活動を行なった方でもその際の求人数などは景況感にも左右され楽に転職活動を進められるかどうかはその時期によって大きく異なってきます。

 

また、転職活動が初めての方は職務経歴書ってどうやって書くのかなど、転職のメソッド自体も習得していきながらという流れになると思います。そのようなやり方は、転職サイトには大抵丁寧に記載があったり、人材紹介会社のキャリアアドバイザーから情報を仕入れたりという事で取得可能です。

 

そして、転職サイトにはどのくらい登録した方がいいのかという事がまず転職活動初期の場合の気になるところですが、転職活動経験者の方の集計データでは大体2~3サイトくらいで十分との回答が多いです。あまり応募先を広げすぎてもスケジュールが過密になりすぎたり、本命企業への注力も薄まったりといった意見が多く見受けられます。

2017/06/23

合否に関わる!?転職理由をマイナスにしないための伝え方