1.現職中と離職中ではどちらがベストな転職活動の進め方なのか
私は、人材紹介転職アドバイザーとして年に数百人の転職希望者の方々とお会いさせて頂いております。そんな転職希望の求職者の方々も十人十色ですので、その求職者の成功例、失敗例などを交えながらベストな転職活動について解説していきたいと思います。
一般的には現職中の方が企業受けも良かったり、次の仕事が決まってから退職する方が何かとリスクも少ないので、転職パターンとしては現職中に次の職場を見つける方の方が圧倒的に多いです。しかしながら、なんらかのやむを得ない事情のために会社を辞めて転職活動に専念する方もおります。その方々のスケジューリングとしてはどのようなパターンが多いのかを紹介します。
ひとえに離職中の方の転職活動期間は非常に短いと言え、次の職場を早急に探す必要性が大きいのが一つの要因です。その場合、給料や条件面においても多少の妥協は必要になってきます。就業確保というプライオリティがなるべく早く内定を終わらせること、そして少しでも無職の期間を短く設定する事など切実な背景が存在します。
人それぞれではありますが、雇用保険の失業手当も待機期間があったり、受給期間にもばらつきがある為、早急に転職活動を切り上げる必要が多いことがあげられます。離職中の方の転職活動期間は大体1か月から3か月といった、転職経験者の方の意見が大半を占めます。
離職してからの転職活動のメリットとしては、いつでも面接が組めるといったことくらいで、このあたりからも転職活動は短くなる傾向にあるようです。